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インタビュー

クラウドソリューションが大事にする「社員が成長する環境とキャリアパス」とは?

シンカキャリア編集部

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更新日:2024/08/26

この記事では、SYNCAが過去にご支援をさせていただいたクライアントにインタビューをしています。 今回は株式会社クラウドソリューション取締役 副社長の室賀 あやめ様にお話を伺いました。

目次

プロフィール

室賀 あやめ 様 / 株式会社クラウドソリューション 取締役 副社長 青山学院大学を卒業後、東証グロース上場のベンチャー企業に就職。高い営業成績を残すも、中小企業の財務会計に興味をもち、都内税理士事務所に転職。約7年税理士補助を経験した後、2020年2月に株式会社クラウドソリューション取締役に就任。


クラウド会計を活用した経理代行で、クライアントの事業を加速させる

- 本日はよろしくお願いします。最初に、御社の事業内容について教えてください。

株式会社クラウドソリューションは、クラウド会計を活用したクライアントの経理代行を主な事業としています。試算表の作成、給与計算、経費精算、請求書の発行、振込代行といった経理業務を、クラウド会計システムを通じてオンラインでサポートしています。

また、クラウド会計のシステム導入や運用フロー構築にも対応しています。「クラウド会計を導入したいのだけど、ノウハウがなくて進められない」といったクライアントに対して、クラウド会計ソフトを導入し、その後の経理代行含めてトータルでサポートしています。

- 御社の今後の展望を教えてください。

メイン事業である経理代行を軸に、今後はクラウド会計の導入支援にも一層力を入れていく予定です。特に、2023年10月1日から開始する「インボイス制度」に伴い、企業における請求書処理など幅広く経理業務の手続きに変更が生じる一方、クラウド会計を活用したオンライン完結型の経理業務に移行できていない企業は多数あります。

そういったニーズに応えるためにも、補助金を活用して初期投資を抑えつつ、システム導入や運用フローの構築などで、クライアントに貢献できたらと考えています。

また、外国籍の方が日本で起業するケースも増えていますが、法人設立のための登記、経理業務、税務申告など、オペレーション的なハードルが高いのが現状です。弊社が得意とする、法人設立から経理代行、税務申告までを、各士業の方と協同しながら、一括して提供するパッケージを利用してもらうことで、海外の経営者の日本でのビジネス展開を加速できたらと考えています。

そういった背景もあって「SYNCA」で採用活動をする際も、求職者のプロフィール欄にある「英語のスキル」や「海外の留学経験」などは注目していました。

- クラウド会計を通じた業務フローの改善だけでなく、ビジネス自体を加速させるような新規事業への取り組みは魅力的ですね。

経理業務はルーティンになりがちですが、クラウドソリューションはベンチャー企業のため、新しい領域にもチャレンジしたいと考えています。代表取締役の甲田は公認会計士および税理士でもあり、さまざまなクライアントと接点があるため、経営課題をヒアリングする機会も多いです。バックオフィスの改善・効率化を軸に、クライアントのビジネスをサポートしていける企業を目指しています。

クラウドソリューションが大事にする「社員が成長する環境とキャリアパス」

- 御社が採用時にも大切にしているバリューやカルチャーを教えてください。

クラウドソリューションでは「従業員に提供する3つの環境」という点を重視しています。
1つ目は「やりがい」です。経理業務はその特性上、どうしても同じことの繰り返しになりがちです。しかし、ルーティンになりがちな業務の中から、新しい資格の取得、業務改善の提案、未経験の事業領域に関する知識の習得等を通じて、社員が常に新しい事にチャレンジできるような環境を提供しています。

2つ目は「従業員が常に新しい事にチャレンジしているのであれば、給与は常に上げ続けたい」という点です。取り組む業務が高度になればなるほど、給与は上がるような人事制度にしています。かつ「同じ業界の給与水準よりも高い給与を支給する」ことを前提として設計しています

3つ目は「職場環境」です。当社のオフィスを見渡してみると「話しかけやすい雰囲気の人たち」ばかりで、働いていて気持ちが良いです。例えば「今、自分の仕事に集中したいから、話しかけないで!」といった雰囲気を醸し出すのは、気持ちはわかるものの禁止としています。いつでもお互いがメンバーのスキルを補い合える職場環境を重視していますし、これから入社する方にもそのカルチャーを大切にしてくれる事を期待しています。

- 入社してくれた人の価値を高めてくれる企業カルチャー、魅力的ですね。そんな環境の中で、特に活躍している社員の特徴をおしえてください。

日常の業務に追われる中、時間を見つけて資格等の勉強を頑張っている人は、仕事でも次のステップに進むことが多いです。例えば、税理士の科目試験に受からなくても毎年コンスタントに受けている人、簿記二級を持っているから次は一級を目指している人、キャッシュフローや事業計画の専門書を読んでインプット・アウトプットしている人などです。

そういった向上心のある人はポジションも給与も上がる傾向にあります。当社は、社員の向上心を重視しているので、仕事を通じた自己成長を楽しめるかがポイントです。一次面接でも、スキルよりも向上心や当社のカルチャーに合うかどうかを重視しています。

- 御社で働く上で、どのようなキャリアが望めますか?例えば、入社後2-3年のキャリアパスにはどのようなものがあるか教えてください。

「会計のプロフェッショナルになりたい人」や「マネジメントを目指す人」など、それぞれの志向に合った仕事に就けるようにしています。

例えば「これまで大企業で働いていたので、決算業務は全体の一部しか関わっていなかった。決算情報等の開示の全体フローまでカバーできるようになりたい!」という人には、ベンチャー企業のクライアントを複数担当してもらい、一通りの決算業務をこなせるようになってもらうようなイメージです。

決算や開示業務といった幅広い業務をこなせるようになった上で、上場企業の連結決算プロジェクトのマネジメントを担当している人もいます。

他にも、決算業務に更にやりがいを感じて、製造原価を扱う製造業の決算に興味を持つ人や、売上数十億の上場企業の予算管理を担当したいという人もいます。人によって、目指したいキャリアは多様なので、その志向性に合わせたキャリアパスを一緒に考えています。

- 実際に、経理財務の求職者と話をすると、キャリアのマイルストーンは業種や会社規模によって多種多様ですよね。

そうですね。IPO準備中の企業や上場企業、製造業など、身を置いているフィールドによって経験できる事や対応範囲もバラバラで、1社で全てのマイルストーンを網羅することはできません。その点、弊社では様々なクライアントで経験を積むことができることが、キャリア形成の面で魅力的だと感じる人も多いようです。

クラウドソリューションで成長している社員の共通点

- 今回「SYNCA」を通じて、2名の方を採用されました。採用の際に重視したことや評価項目、決め手について教えてください。

まず、当社の企業カルチャーに合うかどうかが前提となります。その上で「責任感と人柄」を重視しています。実際、スキル要件については、向上心さえあれば、クライアントとの業務を通じて1年くらいで即戦力レベルに育っているのが現状です。

責任感を重視している理由は、経理代行という事業の特性上、お客様のお金や数字を扱うため、ミスが許されない仕事だからです。だからこそ責任感があり、諦めずに最後までやりきれる人を求めています。また、経理代行は営業に似た側面があります。クライアントの経営者との対話が欠かせないので、コミュニケーション能力が重要になります。

そういった理由で、私たちは採用面接で「カルチャーマッチ」と「責任感と人柄」を重視しています。

- 採用となると、スキル面でのフィルタリングを厳し目に設定しがちですが、ある意味、スキルは後天的に身につけることができるとも言えますね。むしろ、人柄や話しやすさなど、人としての素養が重要かもしれませんね。

そうですね。先程、「オフィスを見渡すと、話しかけやすい雰囲気の人たちばかり」と言ったのもまさにそのことです。「この人には教えたくなる」という魅力を備えていると、インプット量も裁量権も増えるため、どんどん成長していく事ができます。そういった人が入社すると、周囲にも良い影響を与えてくれます。採用の際の選考基準に「話しかけやすい雰囲気の人である」という点は本当に重要だと思います。

- オフィスの雰囲気を教えてください。
基本的な事ですが、出社したら挨拶を欠かさない空気が清々しいです。挨拶や声かけなどをはじめとして、周りの雰囲気づくりを大切にしている空気感があります。

- いま、転職活動中の方がいたとして、企業を選ぶ際のコツやポイントを教えてください。

一部の企業に限定されるかもしれませんが、もし候補企業の決算状況(売上規模、資本金等)の確認ができるのであれば、ぜひチェックすることをおすすめします。主力事業の業績推移や新規事業への投資状況なども把握できるようであればそちらも把握するとよいです。

一見すると、自分とは関係ないように思えますが、その会社でキャリアアップしたいと考えるなら、その会社が今後も継続的に成長していけるか?に目を向けると良いかもしれません。売上や業績が伸びている会社であれば、それだけ抜擢やチャレンジのチャンスが増えるからです。

特に、社長の今後の経営計画や経営ビジョンに注目してみてください。

上記のポイントは、面接で直接聞くのはハードルが高いかもしれませんが、自主的に決算状況を開示している企業であれば、自分で調べることができるのでおすすめです。

採用活動の負担を軽減する「SYNCA」の新機能とは?

- 「SYNCA」を利用するにあたって、採用人事の目線から、活用した際の気づきなどをお聞かせください。

おすすめ候補者のピックアップ機能は、推薦していただく候補者の精度が高く、とても便利でした。検索フォームから条件を入力して候補者を探すよりも、日々のピックアップ結果をチェックして、候補者を探すほうが多かったです。膨大な人材データベースの中から、検索フォームに条件を入力して探すのは少し手間がかかるため、ピックアップ機能にはとても助けられました。

- そして、2023年4月に「即時スカウト機能」※をリリースしたのですが、御社が初めて即時スカウト機能で成約した企業です。

※ 「即時スカウト送信機能」とは、事前にペルソナを設定しておくと、その条件にマッチした人材がアクティブになったタイミングに合わせて、スカウトメールを自動で送信できる機能です。

このスカウト自動送信機能はとても便利ですね。事前に設定した条件設定にマッチすると、候補者がアクティブになった(サイトにアクセスした)タイミングでスカウトを送信してくれるので、多忙な中でも採用活動を並行して進めてくれる点が助かっています。即時スカウトのような自動送信機能は、ともすると機械的なテンプレートメッセージになってしまうこともあるのですが、個別でメッセージをカスタマイズできるのも良かったポイントです。

「即時スカウト機能」を活用する事で、自然と母集団形成ができる上に、マッチ後メッセージ自動送信機能も併用することで、マッチしたら日程調整のメッセージ送信までワンストップで進めてくれます

特に、ベンチャー・スタートアップ企業の採用担当者は、労務や人事などを兼任している人が多いので、バックグラウンドで採用活動を進めてくれる機能は魅力的なのではないでしょうか。

- ありがとうございます。採用活動における担当者の課題の中でも、特に「日程調整などを含めた素早いレスポンス」に対するニーズが多く、「SYNCA」がその課題の解決になっているようで嬉しいフィードバックです。今後も御社の採用活動に貢献できれば幸いです。

※ この記事は2023年6月9日に公開されたものです。

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