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三大国家資格といわれる公認会計士。その試験内容は、国内で最難関であり、かなり難易度が高い試験です。合格には3,000時間以上が必要といわれているため、忙しい社会人が合格するのは難しいと考えている人が多いのではないでしょうか。忙しいからと諦めてしまいがちな公認会計士ですが、実は社会人でも公認会計士を目指せます。
今回は、社会人が公認会計士を目指すメリットや合格するためのコツを解説します。本記事を参考に、諦めずに公認会計士を目指してみましょう。
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公認会計士は社会人では難しいのか?
まずは、公認会計士試験の難易度について解説します。最難関といわれている公認会計士試験合格を目指し、難易度を理解した上での対策ができるよう準備していきましょう。
参考:公認会計士とは?|資格を取得する方法や仕事内容、年収・やりがい・将来について解説
社会人でも合格できる
社会人でも、働きながら公認会計士試験に合格できます。
社会人で公認会計士を目指すのは、十分な勉強時間が確保できず、難しいと考える人が多いです。しかし、実は毎年多くの社会人が公認会計士試験に合格しています。
社会人向けの通信講座やオンラインスクールはたくさんあり、それらを利用して合格を目指す人が多いです。効率的に公認会計士試験の合格を目指す場合は、これらの社会人向けコース利用を検討してみましょう。
また、公認会計士になるために監査法人に転職する社会人も多いです。監査法人は、公認会計士試験に合格していなくても転職できます。そのため、監査法人で働きながら、補助アシスタントとして実務を積み勉強する人が多いです。実務経験があれば、公認会計士への理解が深まるため、勉強時間の短縮が可能でしょう。
さらに、理解ある監査法人や会計事務所であれば、試験前に休暇取得や残業免除など、受験生に対する配慮が期待できます。監査トレーニー制度という、実際に働きながら試験合格を目指している法人もあるため、それらの環境を活かし公認会計士を目指してみましょう。
社会人の公認会計士の合格率
社会人の公認会計士試験合格率は約4〜5%(※1)です。
公認会計士試験全体の合格率は9.6%(※1)のため、社会人の合格率は低いことがわかります。社会人に比べると、学生の方が勉強時間に縛りなく十分に勉強できるため、毎年学生の合格率のほうが高いです。しかし、社会人が全く合格していないというわけではないので、安心してください。
社会人の合格率を見ると、20人に1人は合格していることがわかります。なかなか勉強に時間を費やせない社会人でも、コツコツと毎日勉強すれば、公認会計士に合格できるのです。
社会人が公認会計士試験に合格するには、いかにして勉強時間を確保し、効率的に学習をするかが重要になるでしょう。
(※1)参考:金融庁「公認会計士試験 合格者調」
独学は難しい
公認会計士試験は、独学でも臨めます。しかし、おすすめはしません。
独学をおすすめしない理由は以下のとおりです。
- 勉強効率が悪い
- 時間の効率が悪い
- 計画的に勉強を進めにくい
独学の場合、過去問から出題傾向やデータを分析した上で勉強を始める必要があります。そのため、試験の勉強以外にも時間がかかり、効率が悪いです。また、せっかく分析したデータは素人目線での分析のため、試験問題に合致するか定かではありません。
通信講座やオンラインスクールを利用すれば、公認会計士試験専門の講師たちが持つノウハウやナレッジを活かしたテキストが用意されています。そのため、自分で過去問分析やデータ集めをする必要がなく、スピーディーに学習を開始できます。
また、わからない点があれば、すぐに講師に質問ができる点もおすすめです。独学であれば、わからない箇所を自分が納得するまで調べる必要があります。しかし、講師に質問をすれば、わかりやすい解説をもとに理解できます。
社会人が公認会計士試験に挑む3つの方法
社会人が、公認会計士試験に挑戦する方法について解説します。
3つの方法を紹介しているので、自分に合った方法で挑戦してみましょう。
独学
スクールや通信講座を受ける時間がないという社会人の中には、独学で勉強する人も少なくないです。
予備校に通いながら勉強したくても、仕事の関係で時間が取れなかったり、予算が合わないなどの理由で、独学での選択をせざる得ない方も多いのではないでしょうか。
最近だと、独学で勉強する方に向けたDVD上の通信講座やYouTubeなどの動画配信など、無料講座が豊富です。独学のメリットは、自分の好きなように勉強できる点や時間に縛りがない点です。そのため、忙しい社会人でも、仕事と両立しながら学習できます。
通う時間やお金がなくても、これらの無料講座を利用すれば公認会計士の勉強はできるので、諦めずに挑戦してみましょう。
通信講座
通信講座は、予備校のように実際に通わなくても、オンラインで授業を受けられます。通信講座では、予備校と同レベルの良質な教材を扱っているため、独学に比べると圧倒的に効率的です。また、通信講座であれば、自分の都合に合わせて勉強できるため、忙しい社会人でも勉強しやすいでしょう。
最近だと、スマホやタブレットを利用した動画コンテンツで学べるサービスも充実しているため、移動時間など空き時間に勉強できます。社会人が公認会計士に合格するためにも、勉強時間を確保しやすく、おすすめの勉強方法です。
また、通信講座は講師への質問ができるため、はじめて公認会計士の勉強をする方も安心して学習を進められます。一人でわからないまま勉強を進めるより、講師に聞いて理解をするほうが合格の近道です。
時間に余裕がないけど、講師に教えてもらいながら勉強を進めたいという方は、通信講座を利用してみましょう。
予備校や専門学校
公認会計士の勉強をはじめてする方や、一人だとモチベーションが上がらないという方は、予備校に通うのがおすすめです。
予備校では、一流の講師から学べるため、公認会計士への理解がほかの勉強方法より早く深められます。さらに、予備校には同じ公認会計士を狙う受験者が通っているため、周りの仲間たちと切磋琢磨しながら勉強を進めることができ、モチベーションを維持しやすいです。予備校では、公認会計士合格に向けた良質な教材が用意されているため、確実に合格を狙えます。最短で合格したい方や、本気で公認会計士を目指す方にはおすすめでしょう。
ただし、予備校は対面授業のため、仕事終わりに通える予備校を選ぶようにしてください。また、予備校はほかの勉強方法に比べると費用がかかります。自分の予算にあった予備校を選ぶようにしましょう。
予備校選びのポイントは、通える距離や時間、費用面です。無理して通うと、いずれ時間的にも金銭的にも厳しくなり、勉強がストップしてしまいます。自分のペースで勉強を継続できる予備校を選んで、公認会計士合格を目指すようにしてください。
公認会計士試験の合格に必要な勉強時間
公認会計士に合格するためには、3,000時間以上必要といわれています。つまり、1日5時間〜6時間勉強したとしても、1年半〜2年以上の勉強時間が必要です。
公認会計士の試験内容は、「広く深く」勉強する必要があるため、莫大な勉強時間がかかります。もちろん、1年で合格する人や、すでに会計知識がある方はその分勉強時間を節約できます。
とはいえ、社会人が1日5時間以上勉強するのは難しいです。毎日の業務終わりに、5時間の勉強時間を継続的に確保するのは、かなり負担になります。さらに、それを1年以上続けるとなると、モチベーションがなくなり公認会計士合格を諦めてしまう人も少なくありません。
社会人が公認会計士に合格するためには、モチベーションを維持し続けることが大切です。
公認会計士を目指す社会人は、以下にモチベーションを維持したまま合格を目指すかが肝になると意識してきましょう。
社会人が公認会計士試験に合格する3つのポイント
では、忙しい社会人がモチベーションを維持したまま公認会計士を目指すためには、どのようなことを意識をすればいいのでしょうか。
以下では、社会人が公認会計士試験に合格するための3つのポイントについて解説します。これらのポイントを意識するだけでも、モチベーション維持がしやすくなるので、参考にしてください。
ポイント1:効率を重視
忙しい社会人は、効率を重視して勉強するようにしましょう。
自由に使える時間が少ない社会人は、毎日限られた時間で勉強をしなくてはいけません。限られた時間を有効的に使うために、移動時間や自宅にいなくても勉強できる環境を整えましょう。
おすすめなのが、スマホやタブレットを活用したデジタルコンテンツです。場所を気にせず、動画を見ながら理解を深めることができます。
その他にも、勉強内容を変えることで効率アップにつながります。自分の苦手分野に特化したテキストで集中的に勉強する方法や、試験の出題範囲が高い箇所を重点的にまとめたテキストで、効率的に勉強してみましょう。
すでに理解している範囲にかけていた時間を苦手分野克服にかけることで、限られた時間内で必要な知識をインプットできるのでおすすめです。
ポイント2:継続が大事
社会人が働きながら公認会計士の合格を目指すには、継続力が大切です。
多くの社会人が、勉強時間をなかなか確保できないまま勉強がおろそかになり、いつの間にか試験合格を諦めてしまいます。日々の仕事が忙しく、計画的に学習が進められないのは、社会人であれば当然です。
その際に、諦めるのではなく、自分のペースに合わせた計画へ修正するようにしてください。無理ない範囲で計画を立て直し、自分のペースで勉強を続けることが、公認会計士に合格する秘訣といえます。
勉強始めたては、モチベーションが高いのでハードな勉強計画を立てる方が多いです。しかし、ハードな勉強計画は継続が難しいです。
公認会計士になるために必要なことは、毎日1時間でも確保して勉強を続けることです。日々の積み重ねが、公認会計士合格につながるため、自分のペースで継続して勉強を続けるようにしましょう。
ポイント3:隙間時間を活用
時間がないと思われがちの社会人ですが、意外に見落としがちなのが隙間時間です。
朝と夜の通勤時間や、お昼休憩の時間、家に帰宅してから寝るまでの時間など、生活の中に隙間時間はたくさんあります。これらの時間を活用することは、社会人にとって重要です。
隙間時間には、オンライン講座やデジタルテキストがおすすめです。これらは、スマホ1台で勉強可能なため、電車の移動時間やお昼休憩に簡単に勉強できます。
特に通勤に時間がかかる方や営業職のような移動が多い職業の方には、かなりおすすめの勉強方法です。
日々通勤時間に音楽を聴いている人やスマホをいじっている人は、オンライン講座を利用して、時間の使い方を変えてみましょう。
社会人が働きながら公認会計士を目指す3つのメリット
忙しい社会人が、莫大な勉強時間を確保しながらでも公認会計士を目指すには、大きなメリットがあるからです。
以下では、公認会計士を目指すメリットを3つ紹介します。公認会計士に興味がある方は、メリットを読んで勉強のモチベーションをあげてください。
メリット1:収入が確保できる
公認会計士は、収入が高いといわれています。
厚生労働省が20歳〜65歳の方を対象にした調査では、公認会計士の年収は平均1,010万(※2)でした。一般的に、日本で働くサラリーマンの平均年収は450万程度(※2)といわれているため、公認会計士の給与は倍以上高いことがわかります。
大手監査法人に所属している公認会計士であれば、1年目の平均年収は500万〜650万ともいわれているため、1年目から高年収を狙えます。
公認会計士の中には、平均年収1,000万を超える人も存在するため、基本的に公認会計士の年収水準はかなり高いでしょう。
そのため、公認会計士になれば高い年収を期待でき、給与アップを叶えられるというメリットがあります。
(※2)参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」
メリット2:試験内容が理解しやすい
公認会計士試験の内容は、仕事の中で必要な会計にまつわる問題がほとんどです。
そのため、たとえ公認会計士ではなくても、社会人であれば、日々の業務で起こる場面を想像すれば、公認会計士の試験内容を理解しやすいです。
働いた経験がない学生は、ビジネス会計の知識がほぼありません。しかし、社会人であればビジネス会計の基礎知識は一定ある方が多いです。そのため、学生の時よりも試験内容をスムーズに理解できるでしょう。
勉強する際も、実際のイメージができたほうが理解が深まりやすいです。その点で、社会人は学生よりも理解を深めやすい環境があり、公認会計士を目指しやすいです。
メリット3:社会人経験が積める
実は、公認会計士試験合格前でも、査法人や会計事務所で働けます。そのため、社会人であれば実務経験を積みながら勉強でき、知識インプットがしやすいです。
公認会計士に合格する人の中には、監査法人や会計事務所に所属している人が多いです。これらの方は、日々補助アシスタントとして働きながら、公認会計士の知識を増やしています。もちろん、働いているため収入を得ています。
公認会計士の試験は、内容が幅広く、知識のインプットだけでは理解が難しいです。理解を深めるためには、アウトプットも重要だといわれています。社会人であれば、監査法人などに就職が可能なため、勉強のアウトプットの場として実務を行うことができ、知識を深めやすいです。
現場の経験は、試験の際に出題されている問題に対してイメージしやすく、公認会計士合格にもつながるでしょう。
公認会計士の勉強と仕事が両立できる職場の特徴
社会人が公認会計士合格のために勉強時間を確保するには、職場選びも重要です。
仕事をしながら勉強時間を確保できる職場の特長を紹介します。以下で紹介されている特長を参考に、職場選びの際に役立ててください。
残業が少ない
何度も言いますが、公認会計士に合格するためには勉強時間の確保が最も重要です。そのため、仕事終わりを勉強時間に活用できるように、残業が少ない職場で働くべきです。
一般的に、残業時間が少ない職種には、経理や会計などバックオフィスがあげられます。もちろん、企業によって残業時間は異なりますが、お客様都合で業務時間が伸びる心配がないのが特徴です。
また、企業によってはノー残業デーや定時以降はパソコンの電源が強制終了される企業があります。そのような企業であれば、無駄な残業がなく、仕事終わりに公認会計士の勉強時間を確保できます。
一方で、ベンチャー企業や外資系企業は残業時間が多い傾向にあります。特に外資系企業だと、海外のお客様に合わせた時間に打合せが入る可能性が高く、18時以降の業務は頻繁です。
残業時間が多いほど、社会人は勉強時間を確保しにくいため、残業が少ない職場で働くようにしましょう。
公認会計士試験の理解が得やすい
すでに公認会計士受験者が働いている職場だと、公認会計士試験への受験に対して理解があります。そのため、試験前休暇などを取得しやすく、勉強時間が確保できます。
また、公認会計士試験の受験経験がある人がいる職場だと、試験の経験談を聞けます。最難関といわれる公認会計士試験を受験する際は、経験談を事前に聞いたほうが安心です。そういった面でも、公認会計士試験への理解がある職場は、仕事と勉強が両立しやすいでしょう。
また、同時期に公認会計士試験を受験予定のメンバーが在籍している可能性もあります。身近に受験生がいると、互いに切磋琢磨しながら勉強すれば、モチベーションアップにつながるでしょう。
莫大な勉強時間を必要とする公認会計士試験には、モチベーション持続が必要不可欠です。公認会計士に対する理解ある職場で、モチベーションを持続させながら両立できる環境を探してください。
試験内容と実務が関連している
会計事務所や経理の仕事内容は、公認会計士試験の内容と関連性が高いです。そのため、実務で得た知識を試験に活かせるでしょう。
座学の勉強だけでなく、仕事をしながら公認会計士に活かせる知識を学ぶことは効率的で、社会人におすすめです。会計事務所や経理は、所属する場所によって仕事内容は異なりますが、一般的な会計知識を得られるでしょう。
中には、M&AやSPCなど、公認会計士の試験内容にも含まれる業務を任される職場があります。高い専門性が求められる職場で働けば、その分知識のインプットや公認会計士への理解が深まり、スムーズに学習を進められるでしょう。
仕事終わりに勉強時間を確保できないという方は、これらの職場への転職がおすすめです。 会計事務所や経理への就職支援を専門としている転職エージェントもあるので、積極的に活用してみましょう。
公認会計士の転職はSYNCAを利用
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参考:SYNCA
社会人の公認会計士に関するQ&A
最後に公認会計士を目指す社会人が抱える悩みについて質問形式で回答します。
同じ悩みを抱えている方は、以下で紹介されている回答を参考にしてみましょう。
働きながらの公認会計士試験は何年かかりますか?
働きながら公認会計士の合格を狙う場合、毎日どの程度勉強時間を確保できるかで異なります。
公認会計士の試験に合格するには、最低でも3,000時間、1日5時間〜6時間の勉強が必要といわれています。しかし、日中働いている社会人が毎日5時間以上の勉強時間を確保するのは厳しいでしょう。
社会人であれば、1日2時間は勉強時間を確保するようにしてください。休日など1日時間がある日にはいつもより多く勉強時間に費やせば、合格までの年数を短縮できます。
また、働く環境によっては、公認会計士の試験に関連した業務を経験できるため知識のインプットが可能です。その結果、勉強時間以外にも公認会計士試験に向けた準備ができ、公認会計士合格に近づくことができるでしょう。
勉強した分だけ早く合格できるので、モチベーション高く勉強を継続させてください。
公認会計士と税理士はどっちがいいですか?
公認会計士と税理士、どちらに優劣があるということはありません。ただし、公認会計士であれば税理士登録も可能なため、どちらかで悩んでいる方は公認会計士を目指しましょう。
税理士だと、公認会計士の登録はできません。税理士は、税務代理や税務書類の作成、税務相談などの業務を担います。一方で、公認会計士であれば監査が主な業務です。
どちらの業務も専門性が高く、需要が高い職業です。その分試験の難易度が高いため、合格するまでに時間がかかります。せっかく莫大な時間をかけて合格を目指すなら、どちらの資格がいいかではなく、どちらのキャリアに進みたいかという観点で選択するようにしましょう。
自分がやりたい業務や、キャリアビジョンを考慮したうえで合格を目指せば、勉強のモチベーションがあがります。その結果、合格に近づけるので、まずはキャリアを基準に双方の特長を比較してみましょう。
30代でも公認会計士を目指せますか?
公認会計士には年齢制限がありません。そのため、30代でも公認会計士を目指せます。
歴代の30代公認会計士試験合格者割合です。
*▼30代~34歳(30代前半)*
2017年:合格者160人/合格率8.9%(論文合格率27.8%)
2018年:合格者123人/合格率6.8%(論文合格率21.7%)
2019年:合格者142人/合格率8.1%(論文合格率25.6%)
*▼35代~39歳(30代後半)*
2017年:合格者58人/合格率5.3%(論文合格率18.5%)
2018年:合格者51人/合格率4.4%(論文合格率14.8%)
2019年:合格者58人/合格率5.0%(論文合格率16.2%)
30代前半であれば、平均合格者数は8%(※3)で、12人に1人が合格しています。一方で、30代後半だと平均合格者数は5%(※3)で、20人に1人が合格していることがわかります。30代全体でみると、20%が合格占有率であり、5人に1人は合格しているため、合格率は高いといえます。
上記の結果からわかるとおり、30代でも積極的に公認会計士を狙えるでしょう。
(※3)参考:公認会計士試験 合格者調
転職エージェントを利用して効率的に公認会計士に
国内資格で最難関といわれる公認会計士に合格するには、莫大な時間がかかります。
忙しい社会人であれば、仕事と勉強の両立が必要不可欠です。合格するには、いかに効率的に勉強するかが大切であり、職場選びや勉強方法の選定が重要かご理解いただけたでしょう。
なるべく勉強に時間を費やすためにも、転職活動はプロの力を借りるようにしましょう。SYNCAだと、企業からのスカウト型転職サイトのため、忙しい社会人にもおすすめです。限られた時間の中で転職活動に時間をかけすぎることなく、希望の職場を見つけられます。
転職を考えている方は、まずはSYNCAにサービスに登録を。きっと公認会計士に近づく近道になるはずです。