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人事と労務の仕事内容の違いとは|向いている人の特徴やおすすめの資格を紹介!

シンカキャリア編集部

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更新日:2024/07/18

事務系の仕事を探していると、人事と労務をセットで見かけることがよくあります。人事や労務の仕事に興味があっても、意外にそれぞれの仕事の内容の違いを説明できないものではないでしょうか。 この記事では、人事と労務の仕事内容の違いや、それぞれに適した人の特徴、おすすめの資格をまとめます。人事や労務の仕事に興味がある方はぜひチェックしてみてください。

目次

事務系の仕事を探していると、人事と労務をセットで見かけることがよくあります。人事や労務の仕事に興味があっても、意外にそれぞれの仕事の内容の違いを説明できないものではないでしょうか。

この記事では、人事と労務の仕事内容の違いや、それぞれに適した人の特徴、おすすめの資格をまとめます。人事や労務の仕事に興味がある方はぜひチェックしてみてください。

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人事・労務の仕事内容の違い

人事と労務はどちらも、企業において重要な資源である「ヒト」「モノ」「カネ」のうち、「ヒト」を扱う点で共通しています。人事も労務も企業の財産である社員を活かす役割を担っていますが、具体的な仕事内容や役割には違いがあります。

  • 人事の役割:組織で能力を発揮してもらうために、主に部署や役職について個々の社員に適切な処遇を行うこと
  • 労務の役割:社員を支えるために、安心して働ける環境を作ったり福利厚生を管理したりすること

もう少し詳しく違いを見てみましょう。

人事仕事内容

人事の仕事内容としては、以下のようなものがあります。

【人事の仕事内容】

  • 採用:経営計画などに基づき、会社の求める人材をどのような手段で確保するか企画し実行する
  • 教育・研修:必要なスキルを身に付けるための教育を企画し実施する
  • 配置・異動:本人の希望や適性、スキルなどをもとに適切な配置や異動を行う

人事は社員のキャリアに関わる業務を担当し、会社の活性化につなげます。人材を採用することから始まり、スキルを高める教育を行い、能力を発揮できる部署に配置・異動します。そのほか、実績などを評価するのも人事の業務に当たります。評価の結果は役職への反映などの形でキャリアにもつながるからです。

社員の人生に大きくかかわりながら、1人ひとりの社員が成長する手助けを行うのは人事だけの大きなやりがいだと言えるでしょう。さらにヒトという資源から会社の業績に貢献できるのも人事という仕事ならではです。

労務の仕事内容

労務の仕事としては、以下の内容が挙げられます。

【労務の仕事】

  • 給与計算:勤務時間、雇用形態・役職などに応じた給与の計算を行う
  • 入社・退社の管理:雇用契約書の作成や社会保険の手続きなどを行う
  • 労務トラブルへの対応:社員と会社の間でトラブルが起こった場合の対応を行う

労務は裏方として社員のサポートを行い、社員の入社から退社までの間、安心して働ける環境作りや必要な手続きを行うのが仕事です。労働環境にかかわる就業規則の作成なども労務の仕事です。

社員が各自の仕事に専念できる環境を整えることは、労務ならではのやりがいのある役割です。さらに会社の規則などを改善していくことは、よりよい会社作りに貢献することにもつながります。それを実現できたときには達成感を得ることができるでしょう。

人事・労務に向いている人とは?

人事・労務それぞれどのような人が向いているかまとめます。

両者に共通して向いているのは、秘密を守れる人です。人事は住所や学歴・職歴などの個人情報を扱います。労務も給与をはじめ、異動や昇格・降格などの情報を扱います。いずれも外部に漏らしてはならない情報です。人事・労務とも口外できない情報を扱うため、守秘義務を守れる口の堅い人が向いています。

それ以外の点について、人事・労務それぞれに向いている人の特徴を見ていきましょう。

人事に向いている人の特徴

まず人事に向いている人の特徴をまとめます。

【人事に向いている人の特徴】

  • コミュニケーションを取るのが好きな人:社内外の色々な人とやり取りして、理解できるような伝え方や、相手の言うことを傾聴することができる
  • 柔軟に対応できる人:状況に応じて優先順位を臨機応変に変えたりできる
  • 冷静な判断ができる人:公平な判断や情に流されず厳しい判断ができる

人事は社内外の多くの人と接する機会があります。いろいろな人と関わりながら業務を進めるため、コミュニケーション力が求められます。また多様な業務を担当するので柔軟さも必要です。そして採用や配置、評価の場面では公平さ・冷静さがないと、会社にマイナスの影響を与えてしまう可能性があります。

労務に向いている人の特徴

次に労務に向いている人の特徴についてまとめます。

【労務に向いている人の特徴】

  • 作業を正確に行える人:給与計算など決められた期間内に正確に行うことができる
  • 法律を学び続ける意欲のある人:労務関連は法律を守らねばならず、改正されたときもフォローする必要がある
  • 裏方に徹することを厭わない人:働きやすい環境を作るのが仕事で、派手さやわかりやすい成果がない

労務の仕事は、給与計算に代表されるように地道にコツコツと間違いなく作業を積み重ねていくことが求められます。作業の正確さや裏方でいることを厭わない気持ちが必要です。また労務は法律に基づく仕事が多くあります。改正されたときも変更点を理解しておかなくてはなりません。

人事・労務におすすめの資格

次に、人事・労務におすすめの資格を紹介します。人事も労務も資格は必須ではありませんが、資格を取得しておくと就職や転職に有利になります。

人事はキャリアプランにかかわる資格が、労務は法律の順守や労働環境にかかわる資格が中心となります。未経験からの転職ならば、効率よく必要な知識を身に付けられるほかモチベーションを示すことができます。経験者であれば、知識やスキルを可視化するのに役立ちます。

人事・労務に分けて見ていきましょう。

人事の職務に就きたい人におすすめの資格

人事職に就きたい人におすすめの資格をまとめます。

【人事向きのおすすめの資格】

  • キャリアコンサルタント:職業の選択、職業能力の開発や向上の助言・指導を行うための国家資格
  • ビジネスキャリア検定:ホワイトカラーに必要な分野別の専門知識に関する民間資格で、人事系分野もあり
  • 人事総務検定:人事総務の実務や基礎となる法律知識を体系的・実践的に習得できる民間資格

いずれも合格率50%前後など、じゅうぶん取得可能な資格です。

ビジネスキャリア検定は3つの級に分かれており、経験者・未経験者ともに自分に適した級から受験できます。人事総務検定は未経験者が業務内容を理解するのに最適です。

経験者のキャリアアップにはキャリアコンサルタントがおすすめです。人事経験者が専門性の証とするのにも、労務経験者が人材面のスキルを補うのにも役立ちます。労務の専門家の社労士がダブルライセンスで取得する例もあります。

労務の職務に就きたい人におすすめの資格

次に労務職希望の人向けの資格をまとめます。

【労務向きのおすすめの資格】

  • 社会保険労務士(社労士):各種保険法や労働関連の法律の専門家としての国家資格
  • メンタルヘルス・マネジメント検定:職場でのメンタルヘルスケアに関する知識や対処方法を習得できる民間資格
  • 労務管理士:労務管理のためのスキルを習得していることを証明できる民間資格

社労士は合格率が6~7%前後とかなり難関の資格ですが、経験者・未経験者とも転職で有利となります。未経験者が業務に必要な知識を身に付けるためには、メンタルヘルス・マネジメント検定と労務管理士が取り組みやすくおすすめです。特にメンタルヘルス・マネジメント検定は、20代で労務へ転職するのなら企業へのアピール材料にもなるでしょう。

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人事と労務は兼任していることも多くありますが、求められるスキルには違いもあります。自分に適した方を選ぶことができれば、アピールもしやすくなり採用に近づきます。そのためには多くの人事・労務の求人が掲載されていて、人事の求人・労務の求人を分けてチェックできるサービスを利用することが必要です。

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