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法務への転職は難しい?法務転職を成功させる5つのポイントを解説

シンカキャリア編集部

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更新日:2025/03/21

法務への転職を考える際、難しいのではないかと気になる人は多そうです。法務で働きたいのであれば、まずは仕事内容や転職市場の特性からなぜ転職が難しいとされるかを知っておく必要があります。ほかの職種との違いを知り、今から自分がすべきことがわかると法務への転職がスムーズに進むでしょう。この記事では、法務への転職の難しさを前置きした上で、成功させるポイントについて解説します。

目次

法務への転職を考える際、難しいのではないかと気になる人は多そうです。法務で働きたいのであれば、まずは仕事内容や転職市場の特性からなぜ転職が難しいとされるかを知っておく必要があります。ほかの職種との違いを知り、今から自分がすべきことがわかると法務への転職がスムーズに進むでしょう。

この記事では、法務への転職の難しさを前置きした上で、成功させるポイントについて解説します。

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法務への転職は難しい?

まずは、一般的に法務への転職が難しいとされている事実を知っておくべきです。近頃では社会人の転職は珍しいことではなくなっている上、キャリアアップ目的で計画的に行う人も多いものです。採用側の動きも活発で、実際に中途採用者の受け入れを積極的に行う企業は少なくありません。

しかし、法務で働きたいと考える場合は、別な職種への転職との違いを知っておく必要があるでしょう。次章では、法務職への転職が難しいとされる理由を具体的に解説します。

法務職への転職のハードルが高い3つの理由

法務職への転職のハードルが高い理由として、以下の3つが挙げられます。

  • 適切な判断が求められる
  • 求人倍率が高い
  • 高度な専門知識が必要

転職を具体的に目指す前に、多くの企業に共通する法務職の特性を理解しましょう。

臨機応変な判断が求められるため

法務の仕事は決まりきったルーティンワークよりも、臨機応変な判断が多いためです。ほかの業種では、マニュアルに沿って誰もが行えるような形にしている仕事が多くあります。法務はルーティンワークよりも、問題の洗い出しから解決法の判断までイレギュラーな対応を求められる仕事がほとんどです。また、法務は法律を扱うため、改正がある場合はその都度対応を変えなければなりません。法務の仕事はイレギュラー対応が常であり、高い判断力が求められます。

求人倍率が高いため

法務の転職市場の特徴として、求人数や募集人数が少なく倍率が高いことが挙げられます。法務部の人数をコンパクトに設定されている企業は多く、求人が出るとしても1〜2人程度しか募集しません。一つの求人に転職希望者が殺到するため倍率が高くなり、結果的に転職しにくい状況が生まれます。法務への転職は、高いスキルを持った経験者だとしても必ずしも叶うとは限らないのです。

高度な専門知識が必要なため

法務といっても業務はさまざまで、一つひとつの仕事に高い専門性が求められます。法務出身者であっても、自らが経験した業務をそのまま転職先で活かせるとは限りません。法務への転職を考える際、経験の有無を問わず志望する企業で求められているスキルを確認する必要があります。求められるスキルを把握し、転職において自分がすべきことを一つずつ行っていきましょう。

法務転職を成功させる5つのポイント

法務への転職の難しさがわかったところで、成功させるための方法があれば知りたいところです。法務に必要な知識を習得するだけでなく、得たスキルを転職でどのようにアピールするかを考えましょう。

これまでの経験・強みをアピールできるよう自己分析する

社会人としてのこれまでの経験や自分の強みをアピールするために、自己分析を行います。中途採用の場合、企業側が知りたい情報は応募者の過去の経験や培ったスキルについてです。アピールの引き出しが多いと、企業側に自身の可能性を感じてもらいやすくなります。今までの経験を洗い出し、自分の強みをアピールできるエピソードを用意しておきましょう。特に、課題を解決に導いた経験は、自己アピールとして利用できるのでおすすめです。

法律に関する知識を保有する

法律知識を持ってる事実や資格勉強に励む姿勢は、転職活動の自己アピールに繋がります。法務で働くには企業が求めるだけの法律知識が必要ですが、未経験者にはスキルがない人がほとんどでしょう。未経験であっても、知識を身につけるために努力する姿勢はアピールポイントになると考えられます。次節では法務転職に有利になる資格を紹介するので、今後の勉強の参考にしてください。

有利になる資格・スキルを取得する

以下のような資格を取得すると、法務の転職活動でのアピール材料となるでしょう。

  • ビジネス実務法務検定
  • 法学検定
  • ビジネスコンプライアンス検定
  • 知的財産管理技能検定

上記の資格は全て、実際に法務の現場で触れる知識を習得できます。志望する企業や目指したい分野に合わせて検定を選び、学習を行うことがおすすめです。階級が難易度ごとに分かれている資格もあるため、自分のレベルに合わせて段階的に取得を目指すこともできます。

コミュニケーション能力を高める

法務は社内外のさまざまな人とのやり取りが多いため、コミュニケーション能力が必要です。法務の現場では、法律のスペシャリストから知識が全くない層まで、さまざまな人との関わりがあります。相手に伝えたい内容をスムーズに伝達させるには、誰に対してもわかりやすい表現が必要です。普段の会話から例え話を交えたり、複雑な内容を噛み砕いたりして、伝わりやすいコミュニケーションを意識しましょう。

法務転職に強い転職サイトを利用する

法務に強い転職サイトの利用も、転職を成功させる重要なポイントの一つです。法務に絞った求人が提供されるので、無駄なくスムーズに選考に進むことができます。法務業界に詳しいアドバイザーが求職者のサポートを行うため、特有の悩みや疑問に素早く対応できる点も魅力といえるでしょう。志望動機作成から面接指導まで一貫してアドバイスを受けられるため、自分一人での転職が不安な人にもおすすめです。

未経験からでも法務への転職は可能?

未経験者からの法務への転職は、難易度は高いものの不可能ではありません。法務の転職市場には経験者が多い上、募集人数が少ないため競争率は高くなりがちです。未経験者が法務の転職市場で戦うには、質の良い求人情報を素早く見つける手立てが求められます。

質の良い求人を効率的に探すには、法務専門の転職サイトの利用が有効です。法務専門の転職サイトを使うと、未経験者でも応募可能な求人に辿り着ける可能性が高まります。未経験者は転職サイトを上手に使い、法務への転職を成功させましょう。

法務への転職活動に活用できるおすすめの転職サイト3選

法務への転職活動を行う上で、気軽に活用できる転職サイトがあれば知りたいものです。自身の転職活動の進め方に合うような、適切なサービスを選びましょう。

SYNCA(シンカ)

SYNCA(シンカ)は、スピード転職を強みとするバックオフィス専門の転職サイトです。自己分析ツールの利用や必要項目の入力を行うと、自分にマッチングする企業が増えて選択肢が広がります。

また、SYNCAは専門アドバイザーとして上場企業CFOが所属しているので、自分の特性や希望に合わせた転職を目指すことが可能です。「転職活動を始めるにあたって、まずは市場価値診断をしたい」という人は、ぜひ利用してみましょう。

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BEET AGENT(ビートエージェント)

BEET AGENT(ビートエージェント)とは、管理部門に特化した転職サイトです。事業戦略に直結する重要なポジションや、成長企業などの求人を多く扱います。専門アドバイザーとの面談では、強みの発見や向いている働き方の提案をしてもらえるので、自身の新たな可能性を見出せる可能性があるでしょう。給与交渉サポートも受けられるので、今まで満足のいく求人に出会えなかった人にもおすすめです。

MS-Japan(エムエスジャパン)

MS-Japan(エムエスジャパン)は、管理職と士業を専門とした転職サイトです。法務分野の幅広い求人が用意されているので、まだ具体的にやりたいことが絞りきれない人でも情報収集することができます。全体の9割が非公開求人であり、給与帯は年収500万円以上の企業が大半なので、質の高い情報を探している人におすすめです。

また、法務に強い転職サイトやエージェントは、以下の記事でも解説しています。転職サービスについて情報収集している人は、ぜひ参考にしてください。

法務転職を成功させるための転職サイトの選び方

転職サイトの種類が豊富であることはわかったものの、サービスの選び方についても気になるところです。転職サイトの特徴を知り、質の高い情報を得られるように意識しましょう。

求人情報の質で選ぶ

初めて転職サイトを利用する際、求人情報の量だけでなく質についても吟味が必要です。大型の転職サイトは求人数が多いものの、肝心な情報が少ないケースがあります。知りたい情報にアクセスできないと、自分にマッチする企業の判断がしにくいものです。また、一つの転職サイトに自分が望む求人がない場合もあるので、複数のサービスで情報探しをしても良いでしょう。

口コミや評価、実績で選ぶ

実際に転職サイトを利用した人の口コミや評価、実績のチェックも重要なポイントです。登録した転職サイトが自分に合うかどうかは、実際に利用してみないとわかりません。しかし、忙しい社会人にとって、転職はなるべくストレスなくスムーズに進めたいものです。スムーズな転職を成功させるために、口コミサイトでの利用者からの評価や実績を確認しましょう。利用前後のギャップを最小限にとどめるだけでなく、納得できる転職にも繋がります。

専門性で選ぶ

法務の仕事を希望する人には、総合的な転職サイトより専門性の高いサービスの方がおすすめです。総合的な転職サイトは求人情報が多いものの、面接対策や書類添削での専門的なアドバイスを受けにくいという特徴があります。法務分野は専門的な転職サイトが多く、具体的な情報を得られる可能性が高いです。法務で働きたいと考える人は専門性の高いサービスを利用し、質の高い転職活動を目指しましょう。

企業における法務の主な仕事内容

法務への転職が成功したら、実際にどのような仕事をするのか気になるところです。法律に関わる業務が大半であり、企業の経営判断にも携わることを理解しましょう。

契約・取引きに関する法務

日々のさまざまな取引で用いる契約書のチェックは、法務の仕事の一つです。企業経営ではほかの会社や顧客との取引が日常的に行われており、互いに条件に納得すれば契約が成り立ちます。ただし、契約内容に自社に不利な条件が含まれている場合、企業の大きな損失に繋がりかねません。法務は相手方から出された条件をチェックし、本当に取り交わしていい契約なのかの判断を行います。

コンプライアンスに関する法務

会社の信用を守るために、コンプライアンスに関する法務を行います。近頃は企業の従業員が不祥事を起こし、会社のイメージを損ねてしまうケースは少なくありません。一度損ねてしまった会社のイメージは撤回が難しい上、経営に大きなダメージを及ぼします。コンプライアンスはルール整備や従業員教育などで十分に対策を取れる分野です。法務には社内規定を定め、研修や教育を実施し会社を正しい方向に導く役割があります。

組織に関する法務

法務は子会社の設立や株式の対応など、組織運営に関する法務を担います。子会社を設立する場合、役員や株式など会社法で定められた基本事項の検討が必要です。全ての情報が揃っていないと会社を設立できないので、あらかじめ綿密な準備が求められます。外部の専門機関の協力を仰ぐ場合もあるので、法務が連絡や相談対応を担当することも少なくありません。専門家との話し合いができるくらいの、組織に関する法知識が求められます。

訴訟・紛争・債権回収の対応

法務は社内外でトラブルが発生した際に、訴訟や紛争、債権回収の対応を行います。社内外で想定されるトラブルは、顧客からのクレームや従業員からのパワーハラスメント告発などさまざまです。訴訟や紛争に発展した場合は、なるべくスムーズに進めるために外部機関に依頼するケースも少なくありません。外部機関の協力で解決を目指す場合は、専門家とのやり取りを法務が担当します。

労働・労務に関する問題対応

企業でトラブルになりやすいパワーハラスメントや給与未払いなど、労働や労務に関する問題対応を行います。企業内でトラブルが起きないように、ルール整備や相談窓口の設置を行うのも法務の仕事です。また、万が一問題が発生して社内だけでは対応しきれない場合、速やかに外部機関と連携する必要があります。労働基準監督署や弁護士との連携を行い、トラブルを最小限にとどめるために尽力する必要があるでしょう。

知的財産権に関する法務

知的財産権は企業の商品やアイデアを守るための法律で、法務が管理を担当します。企業活動を行う上で商品やアイデアは重要な資源であり、管理を疎かにしていると経営に影響を及ぼしかねません。法務部は特許権、商標権、著作権などについて、外部の法律専門家と共に対応を行います。また、自社が別な企業の知的財産権を侵害すると、賠償金を支払わなければなりません。法務は会社の代表として、自社の対応についても気をつける必要があります。

株主総会の対応

法務は会社への出資者が集う株主総会の対応を、法律に基づいて行います。株主総会開催における手続きは法律で定められている部分が多く、滞りのない運営には事前準備が必要です。法務には株主への通知や議事録の作成、当日の進行など総会全体を進める役割があります。議事録の作成には、株主が気になる部分である収益や予算、決算についての記載が必要です。議事録へ記載する内容の情報収集のため、株主総会の時期が近づくと総務や経理との連携が多くなります。

自己分析で強みを洗い出し、法務転職に強いサイトを活用しよう

法務分野は携わる業務が幅広いため、自分の特性や志向について考えながらの転職先探しが必要です。自己分析で自身の強みを洗い出し、納得のいく転職に繋げましょう。

また、法務への転職を目指す人には、SYNCAの利用がおすすめです。管理職専門サービスを利用し、スムーズに転職を成功させてください。

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