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パラリーガルの仕事内容や年収|パラリーガルになるために資格は必要?

シンカキャリア編集部

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更新日:2024/07/23

テレビドラマでもテーマとして取り上げられるほど知名度が高くなっているパラリーガル。パラリーガルは今後需要が拡大していくことが見込まれており、注目されつつある職業です。ここではパラリーガルの仕事内容や未経験からパラリーガルを目指す方法、パラリーガル認定資格について紹介しています。パラリーガルを目指したい方は参考にしてください。

目次

テレビドラマでもテーマとして取り上げられるほど知名度が高くなっているパラリーガル。パラリーガルは今後需要が拡大していくことが見込まれており、注目されつつある職業です。ここではパラリーガルの仕事内容や未経験からパラリーガルを目指す方法、パラリーガル認定資格について紹介しています。パラリーガルを目指したい方は参考にしてください。

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パラリーガルとは

パラリーガル(paralegal)とは弁護士の指示のもと、弁護士の業務に関わる事務や業務をサポートする仕事です。通常の事務職と異なる点は、法律に関する専門的な知識とスキルを持っている点です。法律専門の事務、弁護士の秘書のような役割であると考えるとわかりやすいかもしれません。

有能なパラリーガルを雇うことで弁護士の作業効率が格段に向上するため、弁護士にとってとてもニーズが高い仕事でもあります。パラリーガルは元々はアメリカで生まれた職業ですが、日本でも徐々に浸透しており、需要が拡大しています。

パラリーガルの仕事内容

パラリーガルとして働く場合、以下のような仕事を日々こなすことになります。

【パラリーガルの仕事内容】

  • 契約書・訴状・準備書面などの文書作成
  • 判例や論文、その他の資料の収集
  • 裁判所や法務局への手続き
  • 必要な書類の準備
  • 依頼主へのヒアリング
  • 弁護士との打ち合わせ準備

上記のように専門知識を有する業務だけでなく、一般事務のような来客対応や電話対応、弁護士のスケジュール管理なども行います。

ただし弁護士の資格がないとできない業務もあるため、弁護士が行うべき仕事とパラリーガルの仕事をきちんと区別しておくこともポイントです。

パラリーガルの年収

「AG法律アカデミー」によるとパラリーガルの年収相場は300万~600万円程度と言われており、平均年収は373万円程度です。一般企業の事務職では332万円が平均年収なので、大きな差があるわけではありません。

ただし大手法律事務所へ転職したり、より高度な専門のスキルや実務経験などを積み重ねたりすることで年収をアップさせることもできるでしょう。

パラリーガルの将来性

法科大学院制度や法律事務所の法人化により、弁護士の人数や法律事務所の数自体が増加したため業務を補佐するパラリーガルへの需要は高まっています。社会の多様性や環境問題、コンプライアンスを重視する傾向があることなどから、一般企業や法律事務所はより高度で多様なニーズに対応することが求められています。こうしたニーズに応えるためにも、パラリーガルの弁護士を支える力や有能な人材は今後も需要が伸びていくでしょう。

パラリーガルのやりがい・魅力

パラリーガルを仕事にすることのやりがいや魅力について紹介します。

【パラリーガルのやりがいと魅力】

  • 社会貢献度が高い
  • 生涯にわたる知識やスキルをつけることができる
  • 不況に強い
  • ワークライフバランスをとりやすい

社会貢献度が高い

依頼主からの相談内容は、借金返済や過払い金問題・離婚や相続など各家庭の悩みに直接関わるものが多いので、円満な解決を図ることで社会に対しても多大な貢献ができます。

生涯にわたる知識やスキルをつけることができる

法律事務所では家庭問題のみならず、企業案件や刑事事件・行政事件など幅広い事件に対応するため多くの知識を身につけられます。そのため他の法律事務所や企業の法務部への転職が有利になります。新たな法改正に対応する意欲と柔軟性や経験が重視されるため、年齢に関係なく活躍できる点も魅力です。

不況に強い

不況になると、企業や個人の破産・再生手続きの依頼が増加するので、法律事務所の仕事量が減少することはありません。破産・再生に関する知識を持ったパラリーガルに対する需要が増加するので、大いに活躍できるでしょう。

ワークバランスをとりやすい

所属する事務所にもよりますが、基本的にパラリーガルは残業が少ない傾向があり、休暇も取りやすいと言われています。そのため比較的ワークライフバランスが取りやすいでしょう。家事や育児などプライベートの変化に合わせて、仕事を両立させたい方にもおすすめの職業です。

パラリーガルになるために資格は必須?

パラリーガルは、弁護士のように必須の国家資格はありませんが、パラリーガルとしての能力を証明するための民間資格「パラリーガル認定資格」があります。未経験からパラリーガルになるためには、まずは法律事務所の一般事務からスタートし、資格をとりながら少しずつ知識を身につけていく方法が一般的です。

パラリーガルの資格の種類と難易度

パラリーガルに認定資格は、「一般社団法人日本リーガルアシスタント協会(JLAA)」という機関が運営している民間資格です。パラリーガルの資格には、以下の3つのレベルがあります。

資格の種類

内容

難易度

エレメンタリー・パラリーガル(初級)

秘書業務、書類の取り寄せ方法と読み取り方、民法および刑事訴訟法、経理

90%

インターメディエイト・パラリーガル(中級)

民法および刑事訴訟法、債務整理手続き

85%

アドバンスド・パラリーガル(上級)

民事執行や破産管財に関する実務、交通事故案件

75%

勉強方法

パラリーガル認定資格のための勉強方法としておすすめなのが、無料のweb講座と無料のweb試験の活用です。リーガルフロンティア21が行うパラリーガル養成講座では会員登録をすると無料で受講できます。Web講座である程度知識をつけたら、法律専門秘書教育協会(JPEA)が行なっている無料のパラリーガル検定で自身の実力を試しましょう。

パラリーガルの資格を取得するメリット

パラリーガル認定資格を取得すると以下のようなメリットを得ることができます。

【パラリーガルの資格を取得するメリット】

  • 法律事務のスキルを証明できる
  • 未経験であっても転職に有利

パラリーガルとして働くには、法律事務のスキルを証明できれば転職に有利です。弁護士事務所だけでなく、企業の法務部などでも需要があります。どのような業界であっても法務部は存在するため、パラリーガルの資格を持っておくといろいろな業界で働くことができるでしょう。

まとめ

パラリーガルとは弁護士が効率的に仕事をこなせるよう業務をサポートする仕事です。法律に関する専門スキルを持っているため、弁護士からのニーズがとても高いでしょう。パラリーガル認定資格を取得することで、実務経験がなくても有利に転職を進めることができるため、パラリーガルを目指すのであれば取得しておきたい資格です。

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