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ビジネス実務法務検定2級のメリットとは?転職・キャリアアップに役立つ資格

シンカキャリア編集部

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更新日:2025/03/27

ビジネス実務法務検定2級の概要や難易度、試験対策、活かし方を初心者向けにわかりやすく解説します。転職やキャリアアップに役立つ実務的な法律知識が身につく資格の魅力を詳しく紹介するので、参考にしてみてください。

目次

「転職で有利になる資格は何だろう?法律は専門外だけど、実務で使える知識は身につけたい…」そんな思いを抱える方は少なくありません。最近では、企業法務の基本を押さえた人材へのニーズが高まっており、法務スキルの見える化が求められる場面も増えています。

そこで、この記事では「ビジネス実務法務検定2級」を徹底解説します。試験の概要から、効果的な勉強法、取得後の活かし方まで、初心者でも安心して学べる情報をまとめました。法律初心者の方でも理解しやすいよう、丁寧にわかりやすくご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

ビジネス実務法務検定2級とは?

ビジネス実務法務検定2級は、企業活動における法律知識を実務レベルで活用できる力を証明する資格です。法務担当だけでなく、営業や総務など幅広い職種での実務に役立つため注目を集めています。

ビジネス実務法務検定2級の概要

ビジネス実務法務検定は、企業で働くうえで必要な法律の知識を体系的に身につけることができる資格です。日本商工会議所が実施しており、企業法務を中心とした実践的な内容が出題されます。

1級から3級まで分かれており、各級で呼び名がついています。

  • 1級 ビジネス法務エグゼクティブ
  • 2級 ビジネス法務エキスパート
  • 3級 ビジネス法務リーダー


ビジネス実務法務検定は、法律知識を実務に活かしたい方や、法務・総務・営業など幅広い職種でキャリアアップを目指す方におすすめの資格です。法律未経験者でも基礎から体系的に学べるため、初学者にも適しています。

ビジネス実務法務検定2級の難易度

ビジネス実務法務検定2級は、100点満点中70点以上で合格です。合格率は約30~40%とされており、やや難易度の高い資格といえるでしょう。出題範囲が広く、抽象的な法律用語も多いため、基礎知識だけでは太刀打ちできません。法律初心者にとってはハードルが高く感じるかもしれませんが、公式テキストや過去問題集を活用すれば十分に合格可能です。とくに民法や商法、会社法などの理解が合否のカギを握ります。

▼ビジネス実務法務検定2級の難易度について詳しくはこちら

ビジネス実務法務検定の難易度は?取得するメリットや学習方法を解説

ビジネス実務法務検定2級の試験内容と対策方法

試験の出題範囲は多岐にわたり、法律知識だけでなく、実際のビジネス場面を想定した応用力も求められます。ここでは、試験範囲と効果的な学習法、注意すべきポイントをみていきましょう。

ビジネス実務法務検定2級の試験範囲

2級の試験は90分で、範囲は主に以下の8分野です。

企業取引の法務

会社法が主に出題される

債権の管理と回収

民法が主に出題される

企業財産の管理・活用と法務

知的財産権に関する法律が主に出題される

企業活動に関する法規制

不正競争防止や独占禁止法、個人情報保護法など

株式会社の組織と運営

民法や商法などが出題される

企業と従業員の関係

労働組合法や労災保険法などが出題される

紛争の解決方法

民事訴訟法が主に出題される

国際法務

国際取引に関する法律が出題される

なかでも、会社法や民法、労働法関連の出題が多く、全体の5割近くを占めることもあります。内容は、単なる知識の暗記ではなく、実務に沿ったケーススタディも含まれており、理解力や応用力が問われる点が特徴です。

効果的な学習方法と対策

合格への近道は、まず公式テキストと過去問を繰り返し学習することです。過去問は出題傾向の把握に直結し、効率的な対策が可能になります。また、出題されやすい分野を重点的に学ぶのもポイントです。たとえば、民法や会社法に時間を多く割くことで、得点源を確保できます。加えて、動画講座やeラーニングを併用すると、理解が難しい箇所も視覚的に把握しやすくなるでしょう。スケジュールを立てて計画的に学習することが、継続のコツです。

試験準備で避けるべき失敗例と注意点

よくある失敗として、「出題範囲の偏り」と「時間配分の甘さ」が挙げられます。たとえば、特定の科目だけに集中し、後回しにする部分があると、全体の得点が伸びません

また、問題演習の不足も危険です。本番では限られた時間内で解く必要があるため、事前に時間を意識して演習する必要があるでしょう。直前期は焦って新しい参考書に手を出すよりも、これまで使ってきた教材を繰り返し復習する方が成果につながります。

ビジネス実務法務検定2級を取得するメリット 

この資格は「法律の基礎を実務で使える形に落とし込める人材」であることの証明になります。以下で2級を取得するメリットをみていきましょう。

転職市場での評価と求人での指定状況

ビジネス実務法務検定2級は、法務・総務系の求人だけでなく、営業職や管理部門などでも評価される資格です。近年は「応募条件」や「歓迎資格」として記載されるケースが増えており、とくに中小企業やベンチャー企業で重宝されるでしょう。

また、職種を問わず法的知識が求められる場面が増えているため、履歴書に記載することで法務リテラシーの高さをアピールできます。法律職未経験でも「学ぶ意欲」を伝えられる点で、転職活動において強力な武器となるでしょう。

法務・総務職でのキャリアアップに与える影響

法務・総務職では、実務で契約書の確認や社内規定の整備など、法律知識が求められる場面が日常的に発生します。2級を取得することで、これらの業務に自信をもって対応できるようになるでしょう。

さらに、企業のリスクマネジメントやコンプライアンス強化に貢献できる人材として評価され、昇進・昇格のチャンスが広がります。管理部門の中核を担う存在へとキャリアアップしていくための足がかりとなる資格です。

非法務職でも活かせる実務的な法律知識

この資格の大きな特徴は、法務部門に限らず「営業」「企画」「人事」など、あらゆる職種で得た知識を活用できる点です。たとえば、営業担当者が契約書の基本構造を理解していれば、顧客との交渉をスムーズに進めることができます。人事担当者であれば労働法の知識が社内トラブルの予防につながるでしょう。法律を知らないことによるリスクを回避し、業務の質を高める実践的な力が身につきます。

資格手当や昇進要件としての価値

企業によっては、ビジネス実務法務検定2級を取得すると資格手当が支給されるケースがあります。また、昇進の要件として位置付けている企業もあり、取得が社内での評価に直結するでしょう。コンプライアンスが重視される現代において、法的知識を持つ社員の価値は年々高まっています。実務力だけでなく、継続的な学習姿勢も評価されやすく、組織内での信頼性も向上するでしょう。

ビジネス実務法務検定2級の勉強法

独学でも合格は可能ですが、出題範囲が広いため、効率的な勉強が欠かせません。ここでは、書籍や教材の選び方、スケジュール管理のコツを紹介します。

おすすめの書籍とオンライン教材

「公式テキスト+過去問題集」の組み合わせが最も効果的です。日本商工会議所が発行している公式テキストは、試験範囲に完全対応しており、出題の意図や事例がわかりやすく解説されています

さらに、公式の過去問題集で演習を積むことで、出題傾向や頻出分野に対する感覚を養うことができます。また、市販の解説書や予想問題集、eラーニング講座も活用すれば、スキマ時間を使った学習にも対応可能です。自分に合った媒体を選ぶことが、継続のカギとなります。

学習スケジュールの組み方

合格のためには、60時間程度勉強時間が必要だといわれています。そのため、学習期間を「約2〜3か月」に設定し、段階的に進めるのが合格の近道です。

最初の1〜2週間はテキストの通読に専念し、全体像を把握しましょう。その後は、章ごとに演習問題を解きながら知識を定着させていきます。重要なのは、「理解」と「反復」を組み合わせること。間違えた問題は必ず復習し、理解が曖昧なままにしないことが大切です。

直前の2週間は過去問を中心に総仕上げを行い、本番を想定した時間配分の練習も忘れずに。週単位の目標を立てることで、モチベーションを保ちやすくなります。

ビジネス実務法務検定2級を最大限活かすキャリア戦略

資格を取っただけでは、キャリアには直結しません。ここでは、2級をどのようにキャリア形成に結びつけるか、その具体的な活用法をご紹介します。

法務キャリアの入口としての活用法

ビジネス実務法務検定2級は、未経験から法務職への第一歩として最適な資格です。法務職は高い専門性が求められる分野ですが、2級を持っていることで「法務の基礎知識がある人材」としての信頼を得られます

たとえば、契約書のチェック、社内規定の整備、コンプライアンス対応などの業務に携わる際、法的な視点を持っていることが強みになります。未経験可の法務職に応募する際、履歴書や職務経歴書に資格を記載することで、意欲とポテンシャルをアピールできるでしょう。

既存の専門性と組み合わせた差別化戦略

この資格は、他分野の専門知識と掛け合わせることで、強力な差別化武器になります。たとえば、営業職なら「契約や交渉に強い営業パーソン」、人事なら「労働法に強い人事担当」としてのポジションが築けるでしょう。さらに、経理・財務部門であれば、法的リスク管理や内部統制に役立てることも可能です。

単体でも有用な資格ですが、ほかのスキルと組み合わせることで、より高い評価を得られます。キャリアの方向性に合わせた応用がカギといえるでしょう。

ビジネス実務法務検定2級から目指せる次のステップ

2級取得後は、より高度な知識を求めて「ビジネス実務法務検定1級」や「行政書士」「社労士」などの国家資格に挑戦する人も少なくありません。また、コンプライアンス・内部統制・知財・リスク管理といった専門領域にステップアップする足がかりとしても有効です。とくに1級は法務プロフェッショナル向けの内容で、企業内弁護士や法務マネージャーを目指す人に適しています。2級は、キャリアを広げる「起点」として位置づけられる資格です。

▼企業法務について詳しくはこちら

企業法務の役割と求められるスキルとは|必要な資格、キャリアパスを解説

ビジネス実務法務検定2級に関するよくある質問

ここからは、ビジネス実務法務検定2級に関するよくある3つの疑問にお答えします。資格受験を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

法律未経験者が2級に一発合格するには?

法律未経験者でも2級に一発合格することは十分に可能です。重要なのは、いきなり完璧を目指すのではなく、まず全体像を把握すること。公式テキストをざっと通読し、大まかな流れをつかんだ後、過去問を中心に繰り返し演習するのが基本です。間違えた問題は「なぜそうなるのか」を理解しながら復習することで、応用力も自然に養われます。法律用語に慣れるまでは時間がかかりますが、毎日30分でも継続すれば、知識は確実に積み上がっていくでしょう。

3級を飛ばして2級から受験するメリット・デメリット

2級からの受験は「時間を短縮できる」という大きなメリットがあります。3級の内容は2級の基礎にあたるため、テキストでカバーすることで問題なく対応可能です。

法律知識が全くない状態で挑むと、最初に理解の壁にぶつかる可能性もあります。そのため、初学者は3級テキストで基本用語だけでも先に目を通しておくと、スムーズに学習が進むでしょう。時間と自信のバランスを考えて判断してみてください。

最新の試験日程と申込方法

2025年度の試験は例年通り、6~7月と10~11月の年2回開催予定です。期間内で都合の良い日に受験できます。詳細は日本商工会議所の公式HPを確認してください。

受験申し込みは試験日の約1か月前から始まり、インターネットでの申し込みのみです。受験料は7,700円(税込)で、試験方式は多肢選択式となります。

試験は全国にあるテストセンターか、自宅や会社のパソコンから受けられます。受験方法を決めて申し込みをしてください。日程や締切は年度によって変わるため、申込時期には必ず最新情報を確認しましょう。

ビジネス実務法務検定2級で法務スキルを証明し、キャリアを広げよう

ビジネス実務法務検定2級は、単なる「資格」ではなく、自分のビジネススキルに法的思考力を加えるための有力なツールです。業種や職種に関係なく、法律の知識を持っている人材は企業からの信頼度が高まります。

この資格を取得することで、「法律に強いビジネスパーソン」としての立ち位置を築くことができます。また、企業法務に関心のある方にとっては、法務職へのキャリアチェンジや、より専門性の高い資格へのステップアップにもつながるでしょう。

転職活動中の方はもちろん、社内での評価を高めたい方や、仕事の幅を広げたいと考えている方にとっても、非常に価値ある資格です。学んだ知識を「使える力」に変えて、キャリアの選択肢を広げていきましょう。

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