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「総務職のキャリア、今後どう広げていけばいいんだろう?」今の職場でこのまま進むべきか、それとも新たな挑戦を選ぶべきか悩む方は少なくありません。実は、総務職には社内でステップアップするだけでなく、他部門への異動や成長企業への転職といったさまざまな選択肢があります。
今回は、総務職のキャリアプランやキャリアパスを紹介します。資格取得やデジタルスキル習得、転職エージェントの活用法を解説するため、納得できるキャリアプランを描く参考にしてみてください。
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総務の代表的な3つのキャリアパス
総務職には大きく分けて3つの代表的なキャリアパスがあります。それぞれに特徴と選び方のポイントがあるため、しっかりと押さえておきましょう。
1、同じ企業内でキャリアアップする
堅実にステップアップするなら、現職企業内でキャリアアップする方法があります。長年蓄積した業務知識や人脈が活きやすく、管理職やリーダーへスムーズに昇進できる可能性があるでしょう。
たとえば、ジョブローテーション制度が整っている企業であれば、総務以外の業務に挑戦する機会もあります。その経験が評価されることで、課長やマネージャーといった管理職へのステップも見えてくるでしょう。このように、社内で一歩ずつキャリアを積み重ねることは、堅実かつ再現性が高い選択となります。
2、他の管理部門(経理・労務・法務・人事など)への異動
次に考えられる選択肢は、バックオフィス部門への異動です。総務で培ったマルチタスク力や調整力は、経理や労務、人事といった業務でも活かせます。
福利厚生業務に関わってきた方は労務業務にスムーズに移行できますし、契約書管理に触れてきた方は法務部門へと活躍の場を広げやすいでしょう。複数の部署を経験することで専門性が深まり、会社にとっても欠かせない存在となります。このように、自らの業務領域を広げることで、キャリアに幅が生まれるのです。
3、より幅広い業務ができる企業や成長企業への転職
現状に限界を感じる場合には、成長企業や業務範囲が広い企業への転職が有力な選択肢となります。
IPO準備中の企業やベンチャー企業では、ゼロから仕組みを整えたり、業務フローを策定する機会も多くあります。そのような経験は今後の市場価値を一気に引き上げるでしょう。また、転職先を選ぶときには、待遇だけでなく、企業文化や評価制度、今後身につけたいスキルに合致するかといった点も重視することが大切です。
このように成長環境へ飛び込むことで、長期的に活きるスキルセットを築くことができます。
総務でキャリアアップするためのスキルアップ方法
総務は企業活動を支え、多様な業務に関わる職種であることから、キャリアを積み上げていくには、幅広いスキルセットが必要になります。以下で、スキルアップ方法について詳しくみていきましょう。
資格取得や継続的な学習
資格取得や継続的な学習は、総務職にとって大きなアドバンテージとなります。資格が専門性の証明となり、人事考課や転職市場でも客観的に評価されやすいからです。
たとえば「ビジネス・キャリア検定」は業務知識の幅広さを示す資格ですし、社会保険労務士は労務分野での専門性をアピールできるでしょう。さらに、日商簿記は経理知識を補い、中小企業診断士は経営課題に取り組むスキルを育てます。
これらを計画的に取得することで、キャリアに説得力が増し、社内外でのステップアップが可能になります。
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総務のおすすめ資格10選|キャリアアップとスキル向上に役立つ資格
幅広い業務経験とデジタルスキルの習得
さまざまな業務を経験し、デジタルスキルを身につけることが成長への近道です。現代の総務業務はデジタル化が進んでおり、幅広い知識を持つ人材がリーダーとして選ばれる傾向にあります。
たとえば勤怠管理や備品購買、福利厚生業務に加え、RPA(業務自動化ツール)やクラウドサービスを使いこなせると業務改善に直結します。さらにExcelマクロやデータ分析ツールに慣れていれば、生産性向上の提案もしやすくなるでしょう。
つまり、多様な業務に挑戦し、ITリテラシーを強化することで、どんな現場でも頼られる存在に成長できます。
コミュニケーション力・マネジメント力の強化
ヒューマンスキルの向上もキャリア形成には欠かせません。その理由は、総務は社内外問わず調整役となり、チームやプロジェクトをまとめる場面が増えるからです。
具体的には、取引先との打ち合わせや社員からの相談対応、経営層への報告など、さまざまな場面で説明力や交渉力が問われます。またチームリーダーとして業務を円滑に進めたり、人材育成に取り組んだりする中でリーダーシップも養えます。
その結果、コミュニケーション力とマネジメント力が強化されることで、現場でも組織全体からも一目置かれるプロフェッショナルとなり、キャリアチャンスが広がっていくでしょう。
総務経験を活かした転職・キャリアチェンジの可能性
総務で積み重ねた経験は転職市場でも広く評価されます。以下で、転職やキャリアチェンジを成功させるポイントについてみていきましょう。
転職市場で評価される総務のスキル・経験
総務職で培った調整力やマルチタスク能力は、どんな業界でも重宝されます。総務が企業の「縁の下の力持ち」として業務を支え、社内外のやりとりから課題解決まで幅広く担当するからです。
たとえば、福利厚生や労務、備品管理などを通じて身につけた法務や労働法に関する知識は、人事部門でそのまま活かせます。さらに、業務改善に取り組んだ経験は、成長中のベンチャー企業にとって大きな魅力となるでしょう。
このように、現場で積み上げた知見は、企業規模や業界に関わらず即戦力となり、高く評価されやすいのです。
キャリアアップ転職を成功させるポイント
転職を成功させるには戦略が不可欠です。自分の強みを活かせる企業を選び、きちんとアピールすることで、選考通過率が大きく変わってくるでしょう。
具体的なステップとしては、まず自己分析を徹底して自身の強みや価値を言語化します。その後、業界や企業リサーチを行い、現場で求められるスキルとのマッチ度を見極めることが重要です。
さらに、転職エージェントの活用もおすすめです。SYNCAは総務職に特化した求人が豊富で、希望にあった求人をご紹介します。履歴書や職務経歴書の作成サポートや面接対策も受けられるため、お気軽にご相談ください。
自分らしい総務のキャリアプランを描こう
キャリアプランは一人ひとり異なり、最適な方向性を見つけることが大切です。職場環境や目指すゴールが違えば、必要なスキルやステップも変わってきます。
具体的には、自分が今どんな業務にやりがいを感じるか、どんな成長を目指すかを言語化してみるとよいでしょう。そのうえで、資格取得や部署異動、転職など具体的な方向性を検討します。
方向性に迷っている方は、ぜひSYNCAまでご相談ください。あなたに合った次の一歩をきっと見つけられるはずです。今こそ、自分らしいキャリアプランに向けて動き出してみてはいかがでしょうか。
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