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総務はつぶしがきかない?キャリアの不安を感じたときの対処法を紹介

シンカキャリア編集部

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更新日:2025/05/08

総務はつぶしがきかない?と悩む方へ。この記事では、そう言われる理由とその誤解、転職市場で評価されるスキルやキャリアの広げ方をわかりやすく解説します。総務経験を武器に変えるヒントをまとめたので、参考にしてみてください。

目次

「このまま総務を続けて将来は大丈夫だろうか」専門性が見えにくく、他職種への転職も難しいと感じる総務職に対して、不安を抱えるビジネスパーソンは少なくありません。

このような疑問を持つ方に向けて、今回は「総務職がキャリアに不利だ」とされる背景と、実際にはどのような可能性があるのかを詳しく解説します。将来に備えて一歩を踏み出すヒントが見つかる内容です。ぜひ最後までご覧ください。

「総務はつぶしがきかない」と言われる理由

総務職は企業運営に欠かせない存在である一方で、転職市場では評価されにくいという声もあります。以下でつぶしがきかないといわれる理由をみていきましょう。

総務特有の業務・知識が多い

総務職の業務内容は会社ごとに異なり、他社や他職種への応用が難しい傾向があります。就業規則の管理、福利厚生の制度運用、社内イベントの企画など、業務の多くが属人化しており、転職時に「汎用性が低い」と見なされがちです。

また、法律や社内文化を前提とした仕事も多く、他社でそのまま通用しないケースも珍しくありません。このような背景から、総務職経験者は他業界・他職種でスキルが活かしにくいという印象を持たれやすいのです。

キャリアパスや専門性の不透明さ

総務職のキャリアパスは非常に見えにくく、明確な昇進ルートや専門分野が設定されていない企業も少なくありません。

総務は「なんでも屋」としての役割が求められがちで、評価基準が曖昧になりやすい傾向にあります。成果が定量化しにくいため、上司や経営層からの認知度に左右されやすい点も課題です。

その結果、長く従事していても専門性を証明しにくく、社内外でのキャリア構築に不安を感じる方が多いのが現状です。

求人数が少なく転職先が限られる

総務職の転職が難しい理由の一つは、求人数の少なさにあります。

企業にとって総務は間接部門であり、売上に直接貢献しないため、積極的に増員されることは多くありません。中途採用も社内異動や配置転換で対応されるケースが多く、外部からの採用は限定的です。

さらに、企業によって業務内容が異なるため、「即戦力」人材として求められるハードルも高くなります。こうした背景から、同職種内での転職も狭き門となりがちです。

専門的なスキルを磨きにくい

総務は多岐にわたる業務を担当するため、全体の流れを把握する力は育ちますが、一つの分野に特化した専門性を高めることは難しい傾向にあります。

たとえば、労務、法務、庶務、危機管理など、分野ごとに知識は必要ですが、日常業務では断片的な対応にとどまることが多いでしょう。さらに、外部資格やITスキルの取得が推奨されにくい企業文化もあり、市場価値のあるスキルを意識的に身につけない限り、キャリアアップの武器にはなりにくいのが現実です。

実際は「つぶしがきかない」とは限らない理由

一見すると転職に不利に思われがちな総務職ですが、実はその経験が他職種や他業界でも十分に活かされる場面があります。評価されるポイントを把握し、強みに変えることがキャリアの幅を広げるカギといえるでしょう。以下で詳しく紹介します。

汎用的なスキル・経験が活かせる場面

総務職で培ったスキルは多くの現場で重宝されます。

たとえば、部署間の調整力や社内外との折衝力、正確な書類処理能力などは、営業事務や人事、コンサル業務でも求められる能力です。また、社内規定の整備やリスク管理の経験は、法務や経営企画といった部門でも応用が利きます。

総務の仕事は裏方と思われがちですが、実は組織全体を俯瞰する力が養われるため、マネジメント層へのステップアップにもつながるでしょう。

採用側が重視するポイント

転職市場では、総務経験そのものよりも、そこでどのようなスキルを培ってきたかが問われます

部門を横断した業務調整の経験や、労務・法務対応をリードした実績は評価されやすいポイントです。また、役職経験がある場合は、マネジメントスキルも強力な武器になります。さらに、勤怠管理ソフトや人事システムの導入・運用経験など、ITリテラシーの高さも近年重視されている要素の一つです。こうした点を明確に伝えることで、採用側からの評価を得やすくなります。

「つぶしがきかない」と感じた時のスキルアップ方法

もし今「自分には武器がない」と感じているなら、スキルの見直しと強化がカギになります。経験の棚卸しや学び直しによって、自分の市場価値を引き上げることは可能です。以下で、その方法について紹介します。

スキルの棚卸しとアピール方法

まず取り組みたいのが、自分の経験やスキルの棚卸しです。具体的には、以下の3つの視点で整理すると効果的でしょう。

  • 担当してきた業務の範囲と成果(例:就業規則の改定、社内イベントの運営)

  • 関係部署との調整や社外対応の実績

  • 業務改善やシステム導入など、主体的に動いたエピソード

これらを職務経歴書や面接で「どんな課題があり、どう解決したか」というストーリーで伝えることで、単なる業務の羅列ではない価値ある経験として評価されやすくなります

他職種・他業界への転職準備

他業界・他職種への転職を目指すなら、まずは自分の興味のある分野を明確にし、必要なスキルや知識を調べましょう。たとえば、人事や経営企画に進みたい場合は、社会保険労務士や簿記の資格取得、ビジネス法務の勉強などが有効です。

また、社内で異動希望を出す、業務の一部を他部署と協働するなど、実務経験を増やす機会も活かしましょう。外に出る前に「社内でできること」から始めるのが、リスクを抑えた第一歩です。

転職エージェント・専門サイトの活用

総務職の転職は、求人の母数が少ないため情報戦になります。そこで役立つのが、総務・バックオフィスに特化した転職エージェントや専門サイトの活用です。これらのサービスでは、非公開求人の紹介や職務経歴書の添削、面接対策なども受けられます。

また、職種の可能性を広げる提案をしてくれるケースもあるため、自分では気づけなかった選択肢と出会えることもあります。独力での転職に限界を感じている方にこそおすすめです。

「総務のつぶしがきかない」と悩む前に新しい一歩を踏み出そう

「つぶしがきかない」と感じたときこそ、自分の経験やスキルを見つめ直すチャンスです。客観的な評価を得ることで、総務職としての強みが見えてきます。前向きに行動を起こせば、新たなキャリアの可能性は必ず広がっていくでしょう。

SYNCAは、管理部門に特化した転職支援サービスです。ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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