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RPA導入で経理を効率化!転職にも役立つスキルアップ術

シンカキャリア編集部

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更新日:2025/03/18

RPA導入によって経理の仕事がどのように変わるのか気になる方に向けて、RPAツールの活用方法や必要なスキルアップのポイントを紹介します。導入時の注意点や、将来を見据えた経理担当者のキャリアパスについても解説するので、ぜひ参考にしてください。

目次

近年、経理の現場ではRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の活用が進み、業務効率が飛躍的に向上しています。しかし、具体的にどの業務が自動化できるのか、導入後にどんな変化があるのか、疑問に思う方も多いでしょう。

この記事では、RPAの基本から経理業務への具体的な活用法、導入時の注意点までを分かりやすく解説します。将来性を見据えたキャリアパスについても触れていくため、次のステップに進むための参考にしてみてください。

RPAとは

RPAは、ソフトウェアロボットを使って定型業務を自動化する技術です。総務省が、業務効率化や生産性向上を目的とした働き方改革の一環として推進しており、注目されています。ルーチン作業が多い経理業務においても、大きな効果を発揮する技術です。

RPAの特徴には次のような点があります。

  • ルールに従い正確かつ高速に作業を実行
  • 24時間365日稼働が可能
  • ヒューマンエラーを削減

しかし、どのような業務でも自動化できるわけではなく、複雑な判断やコミュニケーションを伴う業務への適用は難しいため、導入範囲の見極めが必要です。

参考:総務省「RPA(働き方改革:業務自動化による生産性向上)」

RPAを活用して経理業務がどう変わる?

経理業務にRPAを導入すると、業務効率が格段に向上し、作業時間が削減されるでしょう。経理担当者は、より高度な業務やスキルアップに時間を充てることが可能になります。

以下で、RPAを活用することで経理業務がどのように変わるのか、詳しくみていきましょう。

RPAで経理業務をどう自動化するか

RPAは、ルールが明確で繰り返し行う業務を得意とします。経理部門では、仕訳入力や請求書の作成・発送、支払い手続きなどが自動化しやすい業務です。

  • 仕訳入力:取引情報をロボットが会計ソフトに転記するので、人は最終チェックに集中。
  • 請求書の作成・発送:取引データをもとに請求書を自動生成し、PDFやメール送付まで実行。
  • 支払い手続き:ネットバンキングに振込データを自動登録し、担当者は承認するだけ。

取引データを基に請求書を自動生成し、PDFやメールで送付することも可能です。導入の際は、自動化に適した業務を選定し、フローを分析してルールを作成する必要があります。RPAを活用すれば、決算期など業務が集中する時期でも作業負荷が軽減され、効率的に業務を進められるでしょう。

RPA導入で経理業務の負担を軽減

単純作業をロボットに任せるメリットは、時間と労力を高度な業務へ振り向けられることです。具体的なRHA導入の効果として、次のような点が挙げられます。

  • データ入力作業の時間が短縮
  • 入力ミスの削減により業務の正確性が向上
  • 繁忙期の残業時間が大幅に減少

業務が効率化されることで、スキルアップや業務改善に注力できる時間が増えるのも大きなメリットです。RPAの活用によって、経理部門だけでなく企業全体の生産性向上にもつながるでしょう。

RPAを活用するデメリット

RPAには多くの利点がある一方で、デメリットも存在します。導入前に確認して理解しておきましょう。

コミュニケーションが求められる作業には不向き

RPAは、人同士のやり取りが必要な業務には向いていません。ロボットは決められたルール通りに動くため、想定外の事態や相手の感情をくみ取ることが難しいからです。そのため、交渉や問い合わせ対応を無理に自動化すると、顧客満足度が下がる可能性があります。たとえば、経理業務では他部門と確認を取りながら進める作業が多く、柔軟な判断が求められる場面も少なくありません。RPAを導入する際は、業務を丁寧に見直し、適切な範囲で活用することが大切です。

導入初期には検証が必要

RPAをスムーズに稼働させるには、導入前の徹底した準備や導入後の検証が重要です。

  • 自動化する業務の選定と分析
  • RPA稼働後の結果確認
  • トラブル発生時の対応フロー整備

これらを意識することにより、運用後のトラブルを最小限に抑え、業務の安定化が可能になるでしょう。実際、準備不足で作業が停止する例も考えられますが、計画的に検証を行えば、RPAの効果を最大限に引き出せるはずです。RPA導入時は、業務フローを見直したり継続的に改善したりする必要があることを知っておきましょう。

経理業務の将来性とRPAの役割

経理業務の未来は、RPAの活用によって大きく変わりつつあります。これからの経理担当者には、RPAツールを使いこなし、データを活用する力が必要になるでしょう。ここからは、経理業務の将来性とRPAの役割について詳しく解説します。

RPAでスキルアップ!経理担当者のキャリアパス

RPAを活用すれば、経理担当者のキャリアの選択肢が広がるでしょう。経理の専門家というだけでなく、業務フローの見直しや改善を提案できるプロフェッショナルへ成長できるからです。

キャリアアップを目指す際に意識したいポイントは次のとおりです。

  • RPAツールの基本操作を学ぶ
  • データ分析のスキルを高める
  • 業務改善の提案力を身につける

RPAを活用できるスキルは、経理部門だけでなく、DX推進部門などにも活かせます。これからの経理担当者は、業務の枠を超えて活躍するチャンスをつかめるでしょう。

RPA導入における人材確保と転職活動

RPAの導入が進む中で、経理部門に必要なスキルも変わってきています。業務を管理・監視し、RPAを有効に活用するための知識や経験を持つ人材の確保が求められているでしょう。以下で、これからの経理部門の人材確保と転職活動について紹介します。

RPA導入後に必要な人材とは?転職エージェントを活用しよう

RPA導入後には、これまでとは異なるスキルが必要になります。具体的には、次のような能力が求められるでしょう。

  • RPAツールの操作・保守スキル
  • 業務プロセスを分析し、効率化する力
  • 部門間での調整をスムーズに行うコミュニケーション力

こうしたRPAを有効に活用するスキルを持つ人材が求められるようになると考えられます。

経理業務の未来に向けた転職活動とキャリアアップ

経理業務の未来を考えた転職活動では、RPAの知識やスキルが大きな武器になります。RPAを活用できる人材は、経理部門だけでなく、経営企画やDX推進などの部門でも求められるからです。

【転職活動を進める際に意識したいポイント】

  • RPA関連の資格取得に挑戦する
  • 成功事例を学び、活用のヒントを得ておく
  • 業界のトレンドや新技術に注目する

経理の知識とRPAスキルを組み合わせることで、自分自身の市場価値を高めることができます

経理の自動化を進めて、キャリアアップと業務効率を両立させよう

経理業務の自動化は、業務効率の向上と担当者のキャリアアップを同時に実現する手段です。RPAによって定型業務の負担が軽減されることで、データ分析や業務改善といった創造的な業務に力を注げるようになります。効率化を進めることで、組織全体の生産性が上がり、経理担当者の成長にもつながるでしょう。

RPAを活用できる業務に転職したい人は、転職エージェントを利用するのも一つの方法です。業務改善を進めつつ、自身のキャリアの可能性を広げていきましょう。

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