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経理は企業のニーズも安定しているほか業務内容も汎用性が高く、安心して働ける職種の1つです。
そんな経理の転職には転職エージェントを活用するのがおすすめです。この記事では経理職に強い転職エージェントをご紹介します。それぞれの強みや特徴も解説するので、自分に合ったエージェントを見つけてください。
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経理職に強いおすすめの転職エージェント8選一覧
この記事では、経理職に強い転職エージェントを紹介します。
転職を成功させるためには、自分の条件をはっきりさせたうえでエージェントの特色を比較しなくてはなりません。自分の希望に合うエージェントを選ぶことが大切です。
まずは自分に合うエージェントの選び方や転職を成功させるポイントについてまとめます。
経理職に強い転職エージェントの選び方
経理職に強い転職エージェンを選ぶとき、次の3点がポイントとなります。
経理向けの転職エージェントを選ぶときのポイント
- 業界に精通・特化しているか
- 担当者やアドバイザーの質の良さ
- サポートが充実しているか
上記のポイントを吟味しながらエージェントを選びましょう。1社だけでなく、複数のエージェントに登録するのがおすすめです。まずいくつか登録して、使用しながら自分に合ったところに絞っていくのもよいでしょう。
では、具体的に解説していきます。
業界に精通・特化しているか
まず、志望業界に精通・特化しているかどうかがポイントになります。
業界や職種に特化していると、転職活動においてプラスとなる情報を多く得ることができます。その結果マッチングの精度が高まり、転職に成功する可能性も高くなります。
業界に詳しいかどうかは、紹介実績をチェックして希望する業種や職種の数が多いか確認しましょう。希望に近い紹介例が多いほど期待できます。
なお転職エージェントには総合型と特化型があります。総合型は幅広く求人を扱っています。それに対して特化型は業界や職種を限定しており、専門知識を持っているのが一般的です。
担当者やアドバイザーの質の良さ
担当者やアドバイザーの質の良さも大切です。やり取りのスピード感などはもとより、的確なアドバイスや情報提供は成功のカギにもなります。
まずは登録してみて、担当と話してみて判断するのがよいでしょう。仮に資質に疑問を感じたり相性が良くなかったりしたときは、多くのエージェントで担当を変更することができます。エージェントに登録した時に要望を出すのも1つの方法です。
サポートが充実しているか
サポートが充実しているかどうかもエージェント選びのポイントになります。サポートが充実しているほど、転職活動がしやすくなります。また提出書類の添削や面接対策などのサポートは、採用に直接役立ちます。
多くのエージェントに共通するサポートとしては、カウンセリング・アドバイス、提出書類の添削、面接練習、面接の日程調整、条件の交渉、入社日調整、退職サポートなどが挙げられます。応募時のサポートは採用の確率を高めてくれます。また企業との交渉を代行してくれるのは、大きな安心となるでしょう。
さらに上記のサポートを受けるときに、メールやオンライン、電話のやり取りなど、対応している形が多いほど利便性が高くなります。
経理職への転職を成功させるポイント
次に、経理職への転職を成功させるポイントについて解説します。ポイントとなるのは次の3点です。
経理職への転職時のポイント
- 未経験者は資格取得が有利
- 経理職に有利な時期に転職する
- 複数のエージェントに登録する
上記のポイントを守ることによって、成功する確率を少しずつ高めることができます。可能であればすべてのポイントを守って転職活動することをおすすめします。
では、それぞれのポイントについて確認していきましょう。
未経験者は資格取得が有利
未経験でも経理職に就くことができますが、経理向けの資格を取得しているとライバルと比較された時に有利になります。具体的には次のような資格が挙げられます。
●未経験者向け
- 日商簿記2級
- FASS検定
●ハイクラス向け
- 公認会計士
- 税理士
●外資系向け
- TOEIC
- 米国公認会計士(USCPA)
日商簿記2級は合格率15~30%程度、勉強時間の目安は350~500時間とされます。FASS検定は経理・財務分野における実務知識・スキルの習得度をレベルで示す資格です。企業である程度評価されるレベルC以上は受験者の60~70%となっています。
公認会計士と税理士は難関資格として有名です。公認会計士の勉強時間は4,000時間、税理士の勉強時間は3,000~4,000時間が目安とされます。
TOEICは、外資系転職に必要なスコアの目安は700点です。参考までに社会人の平均が600点強、100点上げるのに200~300時間が目安とされます。USCPAの日本人合格率は41.2%(2019年)で、勉強時間は1,200時間と言われています。
参考:FASS検定(経理・財務スキル検定)とは?概要やメリット、転職での活かし方
経理職に有利な時期に転職する
経理職に有利な時期に転職するのも成功のポイントの1つです。経理職の転職に有利な時期は1~2月と言われています。この時期に転職すると希望が通りやすくなります。
日本企業の多くは3月末決算で、4月・5月が繁忙期になります。1~2月が転職に適しているのは、繁忙期の前に人員を確保するために求人を出すケースが多いからです。求人が増えるため、多くの選択肢の中から選ぶことができます。
12月が決算月の企業も多いため、9月にも求人が増える可能性があります。いずれにせよ、決算月の3ヶ月ぐらい前が狙い目です。入りたいと思う会社がある場合、決算月を調べておきましょう。
複数のエージェントに登録する
複数のエージェントに登録することもポイントです。複数登録していいのか迷う人もいますが、まったく問題ありません。むしろ積極的におすすめします。
具体的な求人案件や強い業界などはエージェントごとに異なります。そのため、複数のエージェントに登録することで求人案件の選択肢を広げることができます。その結果希望に合う条件の会社や、認めてもらえる会社に出会える確率が高まります。
傾向の違うエージェントに登録しておけば重複することも少なくなりますし、それぞれの利点を享受することができます。また総合型は求人数の多さ、特化型は高い専門性とそれぞれに異なるメリットがあります。総合型・特化型の両方に登録するのもおすすめです。
経理・会計に特化した転職エージェント4選!
経理・会計職に「特化」した転職エージェントを、厳選して4つ紹介します。どれも評判の良いエージェントでおすすめです。なお「特化型」の転職エージェントは、業界や職種を限定しているエージェントです。範囲が狭い分専門性が高いのが特徴です。アドバイザーの専門知識も一般的に高い傾向があります。また特化型では、希望がはっきりしているほど条件に合う求人が見つけやすくなります。
ここでは次の4サイトをご紹介します。
- WARC AGENT
- 経理転職.com
- 経理転職ナビ
- マイナビ会計士
それでは、1つずつ見ていきましょう。
WARC AGENT
「WARC AGENT」は、ハイクラス層のベンチャー転職に強い転職エージェントです。本格始動が2019年と新しいサービスですが、急成長を遂げているエージェントです。「人材紹介の『負』の解消を目指す、新しい転職エージェント」というビジョンと、コンシェルジュが求職者にとことん寄り添う姿勢によるものだと言えるでしょう。
コンシェルジュはそれぞれの専門領域を持ち、求職者の未来を引き出すために妥協することなく徹底的に最適な支援を行います。扱う案件も成長中のベンチャーが多く、上場済の会社も多く含まれています。
転職後の平均年収が750万円を超えるなど、ハイクラス転職を実現しています。
こんな人におすすめ!
- キャリアアップしつつやりがいのある仕事をしたい人
- 経験豊富なキャリアアドバイザーを求める人
- 上場ベンチャー企業に興味のある人
- 寄り添い型のサポートを求める人
- 役員転職を目指す人
パソナキャリア
パソナキャリアは、ハイクラス向けの転職サイトとして、求人の約半数が「年収800万円以上」であることが特徴です。オリコン顧客満足度調査の「転職エージェント」で4年連続1位を獲得していることもあり、高いマッチング力は利用するメリットでしょう。
専任のコンサルタントが企業への推薦や、面接日程の調整などをサポート。経理職の内定を獲得するまでに、面接対策や年収交渉なども行ってくれる点がおすすめです。
こんな人におすすめ!
- ハイクラス人材として高年収を目指したい人
- 専門性の高い求人が揃い、サポートも充実した転職サイトを探している方
経理転職.com
「経理転職.com」は、総合人材紹介サービスのJACによる経理に特化したサイトです。サポートを希望するとコンサルタントが対応してくれます。サポートを受けながらスピーディーに活動する方法と、自分のタイミングでじっくり探す方法の自分にあった方を選ぶことができます。
コンサルティング(応募書類・面接対策)のほか、年収交渉や日程調整など企業とのやり取りにも対応してもらえます。とくに年収交渉をしてもらえるのは心強いでしょう。
非公開求人が多いのが特徴です。全国に対応していますが、都市部の求人が多いので大都市圏で働きたい人にとくに向いています。また未経験者可の求人よりは即戦力を求める求人が中心で、実務経験があればすぐに活躍できる求人が多く掲載されています。
こんな人におすすめ!
- 都市部の求人を探している人
- 実務経験がある人
経理転職ナビ
「経理転職ナビ」は、総合人材紹介サービスのワークポートによる経理・財務に特化した転職サイトです。希望すると経理・財務に精通したコンシェルジュのサポートを受けることができます。
サポート内容としては、カウンセリングや求人紹介のほかに書類作成アドバイスや面接対策などがあります。
メンバークラスから年収1,000万以上のCFO候補、ベンチャーのほか上場企業まで幅広い求人を扱っています。経理の特化タイプのエージェントはハイクラス求人の割合が高いところが多いため、経験が浅い人や未経験からチャレンジしたい人は登録する価値があるでしょう。
こんな人におすすめ!
- 経験の浅い人
- 未経験から経理にチャレンジしたい人
マイナビ会計士
「マイナビ会計士」は、会計士・試験合格者・USCPA専門の転職エージェントです。会計士の求人数はずば抜けて多いのが特徴です。監査法人や会計事務所のほか、事業会社の経理職の求人も掲載されています。会計士の資格を持っていたり試験に合格したりしているなら、条件に合う求人が見つかるかもしれません。USCPA所持者向けには、外資系やグローバル企業の求人があります。
書類の添削や面接対策のほか、面接などのスケジュール管理や条件面の調整にも対応してくれます。
エージェントの業界理解度が高く、業界に精通していると高い評価を得ています。大手のマイナビが運営していることも安心感があります。
こんな人におすすめ!
- 公認会計士など資格所有者
経理や会計職におすすめの総合型転職エージェント3選!
次に経理・会計職におすすめの「総合型」の転職エージェントを4つご紹介します。総合型のエージェントは、業種や職種を限定せず、幅広い求人を扱っています。ここで紹介するエージェントは、総合型ながら経理・会計職の求人に強いエージェントです。次の4つをご紹介します。
- DODA(デューダ)
- リクルートエージェント
- パソナキャリア
- spring転職エージェント
どれも転職エージェント大手で、安心して利用できるエージェントばかりです。では、それぞれについて見ていきましょう。
リクルートエージェント
「リクルートエージェント」はほかを圧倒する求人数を誇る転職サイトで、サービスに申し込むと転職エージェント経由で非公開求人の紹介が受けられます。またキャリアアドバイザーも在籍しており、サポートを受けることが可能です。
サポートは書類添削や面接対策に加えて、年収交渉・入社日の調整・円満退社のための手続きやアドバイスにも対応。年収の交渉や円満退社のアドバイスなどは安心感も高まるでしょう。
転職サイトとしては業界No1の支援実績・求人数となっています。転職者の8割が利用しているなど、定番の転職サイトだと言えるでしょう。非公開求人も25万件掲載されており、登録の価値があります。
こんな人におすすめ!
- 40代ぐらいまでの人
- 多数求人を紹介してもらってそこから選びたい人
DODA(デューダ)
「DODA」は国内最大級の転職サイトですが、申し込みをすればキャリアアドバイザーのサポートを受けることもできます。カウンセリングにはじまり、応募書類・面接対策のサポート、転職活動の手続き代行を行ってくれます。総合型のサイトでありながら、特化型のようなサポートを受けることができます。
アドバイザーのサポートのほかにも、オンラインの自己分析や無料診断、情報コンテンツなどのサービスもあります。
支援実績や求人数が業界最大級であるだけでなく、質の面でも利用者の満足度が高いサイトです。経理職を志望する人に限らず、広くおすすめできる転職サービスです。
こんな人におすすめ!
- 20~30代の若手の転職希望者
spring転職エージェント
「Spring転職エージェント」は外資系のアデコによる転職サイトで、各領域に精通したコンサルタントのサポートを受けることができます。求人は外資系やグローバル企業に強みがあります。全国対応ですが、時期によっては求人数が少なくなる地方もあるようです。
提出書類作成、面接のアドバイスのほか、面接の日程調整や採用条件の交渉、入社時期の調整、円満退社のアドバイスなどのサポートを行っています。
コンサルタントが企業と応募者両方を担当するのが特徴で、マッチングの精度が高くなるというメリットがあります。なお2023年4月より「LHH転職エージェント」にブランド統合される予定です。
こんな人におすすめ!
- 親身な対応を希望する人
- 外資系・グローバル企業を希望する人
まとめ
経理職は比較的安定して求人があることもあり、経理・会計に特化した転職エージェントも複数あります。そういったエージェントに登録することで効率よく転職活動を行うことができます。
しかし転職サイトとエージェントが一体化したサービスも多いため、別の転職サイトに登録しておくとさらにチャンスが広がります。転職サイトの登録を考えているなら、「SYNCA」がおすすめです。管理部門に特化した転職サイトなので、経理・会計の求人も数多く掲載されています。ベンチャーを中心に業種・勤務地などもバリエーション豊かなので、自分に合った求人を見つけやすいサイトです。
以下のリンクからサイトをチェックすることができます。