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そもそもスタートアップ企業とは
スタートアップ企業には明確な定義はありませんが、一般的に革新的なビジネスモデルを開発し、急成長を遂げる企業のことを指します。
スタートアップ企業と同義で使われることがある「ベンチャー企業」という言葉は、幅広い意味で使われることが多く、単に設立年数が浅い企業や人数が少ない企業も含まれることがあります。スタートアップ企業もベンチャー企業のうちの一つですが、社員の数や設立年数よりも、ビジネスモデルの新しさや解決できる社会問題の大きさに着目して指すことが多いでしょう。
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スタートアップ企業に転職するメリット
革新的なビジネスモデルで急成長する企業で働く人たちに、憧れを抱く人もいることでしょう。スタートアップ企業で働くことには、実際どのようなメリットがあるのでしょうか。ここではスタートアップ企業の魅力について、以下のポイントについて紹介します。
スタートアップ企業に転職するメリット
- 早い段階で責任のあるポジションに就ける
- さまざまな新しい経験ができる
- 経営者との距離が近く学ぶことが多い
- 主体性を持って仕事ができる
早い段階で責任のあるポジションに就ける
スタートアップ企業では社員数があまり多くないため、社員一人一人が大きな役割を担うことになります。ときには自分の意見が、経営方針や成果に直接影響するような場面もあるでしょう。
一般企業であれば、入社して先輩や上司の元で十数年平社員として働き、少しずつ会社での役割を認識しながら責任のあるポジションを任せられるようになります。
これをメリットと取るかデメリットと取るかは人によるところかもしれませんが、責任のあるポジションで働くことは肌で会社の成長を感じることができ、やりがいにもつながるでしょう。
さまざまな新しい経験ができる
新しいビジネスモデルを開発することに伴って、これまでの企業では考えられなかったような経験をすることもあるでしょう。短期間で急成長するスタートアップ企業は社員のモチベーションや熱意も高く、大企業ではなかなか経験できない雰囲気の中で働くことになるかもしれません。
また働き方も柔軟性が高いことが多く、自分たちでルールを作り上げていくような環境で働くことができます。そのため自分のライフスタイルに合わせた自由な働き方も可能でしょう。 このようにスタートアップ企業はさまざまな点において未知数でいろいろな可能性を秘めています。
経営者との距離が近く学ぶことが多い
スタートアップ企業は社員の数が多くないので、社員一人一人が大きな役割を持っており、社長や上層部に直接意見を言えるような場面も多くあります。そのため、経営陣として考え方や会社の運営、会社全体の決定などに関わる知識を、間近で学ぶことができるでしょう。
大企業では社長や幹部と、一般の社員との接点はほとんどなく、会社の重要な決定に意見を求められるような場面にはほとんど遭遇しません。
会社の決断や決断に至った経緯、その結果を肌で直接感じられることも大きなメリットです。
将来起業や独立を考えている人にとっても、得がたいチャンスといえます。
主体性を持って仕事ができる
スタートアップ企業が急激な成長をするためには、会社の状況や変化に応じて常に対策や工夫をこらし、前進していく姿勢を社員が持っている必要があります。一般の会社のように与えられた仕事をマニュアル通りに行うのではなく、その時々の状況に応じて、自分にできることは何かを考え、臨機応変に仕事をこなしていきます。
毎日同じ仕事をこなすだけではやりがいを感じないというタイプの人は、楽しくやりがいを感じながら働くことができるでしょう。
スタートアップ企業に転職する前に知っておきたい注意点
一見メリットばかりのように見えるスタートアップ企業ですが、転職前に知っておきたい注意点もあります。スタートアップ企業への転職を検討している人は、デメリットとなり得る要素を理解したうえで総合的に判断するようにしましょう。転職してからの後悔やミスマッチの防止にもつながるため、ぜひ参考にしてください。
【スタートアップ企業に転職するときの注意点】
- 年収が下がる可能性もある
- 福利厚生などがまだ充実していない
- 安定性には欠ける部分がある
年収が下がる可能性もある
大企業では年功序列で給料が上がっていくケースが多いため、長い期間大企業で働いた方がスタートアップ企業へ転職すると、年収が下がる可能性も考えられます。またスタートアップ企業は、急速に成長する可能性は秘めていますが、確実に成長する保証はありません。
とはいえ、スタートアップ企業の求人の中には、大手への転職よりも好条件であるケースもあります。また事業が成功し急成長した場合に収入が大きく上がるケースもあり、大企業よりも大きな稼ぎになる可能性は十分にあります。
福利厚生などが充実していない
スタートアップ企業は起業後まもなく、給与や福利厚生の制度が完全には整っていないケースがあります。これは企業の成長に伴って、徐々に福利厚生も改善されていくものです。
福利厚生については個々の企業による部分が大きいため、求人情報や会社情報をしっかり調べて確認しておきましょう。
安定性には欠ける部分がある
スタートアップ企業は、事業が軌道にのるか、ビジネスが成功するのかは良くも悪くも未知数です。社員は成功や急成長を目標に掲げて革新的なビジネスモデルで邁進しますが、必ずしも大成功を遂げるとは限らないことを覚悟しておきましょう。資金難に陥り、廃業するリスクもあります。
もちろん無計画に突き進んでいるわけはないので、会社の掲げるビジョンをよく調べたうえで、共感できる転職先を選びましょう。同じビジョンを持った仲間が集まることも、スタートアップ企業では特に、成功に欠かせない要素です。
スタートアップ企業への転職はどんな人が向いている?
スタートアップ企業は、大企業とは仕事環境などが大きく異なるため、向き不向きがあります。これまでに紹介したメリットや注意点を踏まえ、以下のような人はスタートアップ企業に向いているといえます。
【スタートアップ企業への転職が向いている人】
- やりがいのある仕事がしたい
- 実現させたいビジネスモデルがある
- 成長意欲が高い人
- 自分の考えをしっかり発言できる
- ビジネスや経営について肌で感じたい人
- 変化に柔軟に対応できる
反対に以下に当てはまる人は、スタートアップ企業に向いていないといえるでしょう。
【スタートアップ企業への転職が向いていない人】
- とにかく安定性を重視したい人
- マニュアル通りにコツコツと作業したい人
- 変化が苦手な人
- 自発的に発言することが苦手な人
- コミュニケーションを密に取ることが苦手な人
- 大きな責任を負いたくない人
スタートアップ企業に転職すると後悔する?
スタートアップ企業は魅力的な一方で、さまざまな面で斬新さやこれまでの企業とは違う一面があるために、転職を躊躇してしまう人も多いのではないでしょうか。「スタートアップ企業への転職は後悔するのではないか」、「やめておいた方がいいのではないか」と思っている方のために、経済産業省が行ったアンケートを紹介しましょう。
引用元:経済産業省
アンケートによると、スタートアップ企業に転職して後悔した人は101人中1人でした。また大企業からスタートアップ企業へ転職した人の9割以上が仕事の自由度と楽しさが向上したと回答していることがわかります。
スタートアップ企業の特徴を理解したうえで転職すれば、メリットの方が大きく感じられるのではないでしょうか。
まとめ
スタートアップ企業は急成長に向けてスピード感や積極性に満ちた活気的な環境であるケースが多く、社員が多くないからこそ得られるメリットは大きいといえます。とはいえ、スタートアップ企業に転職すれば誰でも満足な結果になる、というわけではありません。魅力が大きい反面、注意しなければならない点もあるため、自身の考え方や価値観と照らし合わせて、向き不向きを判断するといいでしょう。
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また必要に応じて専門のキャリアアドバイザーによるサポートも受けられるため、スムーズに転職活動に励むことができます。スタートアップ企業では、独自の社風やルールがあったりするため、アドバイザーのサポートを受けながら、相互に理解を深められる点も大きな魅力でしょう。