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近年、多くの企業の採用面接で取り入れられている選考方法がWEB面接です。候補者が企業まで訪問する必要がないため、移動の手間が軽減された反面「どこで受けるべきなの?」と悩む求職者の人は多いのではないでしょうか?
この記事では、WEB面接を受ける際に最適な場所について解説をしていきます。WEB面接を受ける際に重要なポイントや注意点の解説、記事の後半ではおすすめの場所紹介もするので、ぜひ最後まで読んで役立ててください。
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WEB面接(オンライン面接)とは
WEB面接とは、パソコンやスマホ、タブレットなどの電子機器を使ってオンラインで実施する面接のことです。最近では、DXやIT化の発展により就活、転職、アルバイトの面接でもWEB面接を取り入れる企業が増えてきました。中でもZoom、Google Meet、TeamsがWEB面接で利用される機会が多いオンライン会議ツールです。
WEB面接(オンライン面接)に適した場所の条件
WEB面接を受けるのに適した条件をご紹介します。WEB面接実施の際は必ず必要な通信環境だけでなく、周りの環境やカメラに映る背景についてなど、細かな点まで紹介をしているので、参考にしてみてください。
①ネット環境が安定している場所
WEB面接を受けるために、1番重要なのは安定したネット環境です。
ネット環境が安定していないと、面接中に通信が切れてしまったり、通信速度が面接官と合わず会話がスムーズに行えないトラブルが発生します。また、通信が途切れたときに質問を聞き逃してしまう危険があるため、本来の力を出し切れずに面接が終了してしまったというケースもすくなくありません。そのため、ネット環境が安定している場所を選ぶことはWEB面接にとって重要な要素です。
②雑音が入らない静かな場所
WEB面接は、できる限り雑音が入らない静かな場所で実施するようにしましょう。
面接中に雑音が入ると、面接官の話が聞こえなかったり、こちらの声が面接官に聞こえにくく、伝えたいことが充分に伝えられない可能性があります。また、何度も質問を聞き逃すことで、面接官にマイナスな印象を与えてしまう危険があります。
自宅から受ける場合は、テレビなどの生活音が入らないように部屋を移動するなど工夫しましょう。
③明るい場所
照明がしっかりと当たる明るい場所を選ぶようにしましょう。
WEB面接では上半身しか映らないため、表情が大切です。照明が当たらない暗い場所だと、面接官があなたの表情を確認することができず「なんだか暗い人だな」とマイナスな印象を与えてしまう可能性があります。
WEB面接では、カメラに映る表情が反応を確認するのに重要な要素です。照明が当たる明るい場所を選ぶことで面接官に明るい印象を与えるように工夫をしましょう。
④背景が白い壁
WEB面接を受ける際は、背後をできる限り白(無地)にするようにしましょう。おすすめは白い壁です。
WEB面接中に、面接に関係ないものが映りこむのは望ましくありません。 面接に関係ない情報が映りこまないように、できる限り背後は壁や無地のカーテンなどを選ぶように心がけましょう。
もし無地の壁やカーテンがない環境の場合は、オンラインツール内に搭載されている無地の背景を利用することもおすすめです。
WEB面接(オンライン面接)におすすめの場所
WEB面接を受ける際に最適な場所を5つご紹介します。最近は駅に併設されている個室ワーキングスペースなど、外出先でもWEB面接に適している環境が増えてきています。自宅以外の場所から受ける方も多いと思いますので、外出中WEB面接を受ける際はぜひ役立ててください。
1.自宅
自宅以外の場所でWEB面接を行う際、予約が必要だったりネット環境が安定しているか事前に確認したりと、準備が必要です。自宅の場合、いつも過ごしている場所なので、面接に適した背景や照明が明るい場所を先に把握しているため、面接環境の事前調査が必要ありません。また、自宅だと周りの人の声や雑音を防ぐこともできます。
外出の予定がない場合は、できる限り自宅からWEB面接を受けることをおすすめします。
2.大学
大学はネット環境が整っているため、ネット環境の心配をする必要がありません。また多くの大学では、室内の壁に白が使われているため、WEB面接中の背景に困ることが少ないです。そのため、大学はWEB面接を受ける環境として適しているといえます。
近年、大学によっては、個別スペースを併設している大学もあるので、ぜひ積極的にWEB面接の際は利用してみてください。
3.コワーキングスペース
コワーキングスペースは、仕事をする場所として提供されているため、通常のカフェよりも静かでWEB面接を受ける場所としておすすめです。
コワーキングスペースは、コンセントが各テーブルに準備されており、ネット環境が安定している場所が多いのも魅力です。充電の心配やネット環境の心配をする必要がないので、外出先でWEB面接を受ける際は、おすすめの場所といえます。
ただし、コワーキングスペースによっては事前予約が必須の場所があるので、利用を考えている人は調べてから行くようにしましょう。
4.ホテルのデイユース
ホテルは、背後に通行人が映ることや雑音が入る心配がないのが魅力です。また周囲の人を気にせず、一人で部屋で受けることができるので、面接に集中することができます。
コワーキングスペースに比べると、少し利用金額が高いですが、ホテルによっては数千円でデイユースを利用することができるので、自分の予算に合った場所を探してみてください。
ただし、ネット環境が安定していないホテルの場合があるので、事前にネット環境を調べるかポケットWi-Fiを持参するなど、ネット環境の準備することをおすすめします。
5.会議室
会議室は、ビジネスでの利用を目的に考えてつくられたものがほとんどなので、使い勝手が良く、WEB面接を受けるのにおすすめの場所です。最近では、企業が開放している会議室のレンタルがネットから簡単に行えるので、WEB面接の日程が決まり次第事前に予約しておくことができるので、直前に場所探しで焦る心配がありません。
ただし、大人数での利用を想定されている会議室が多いため、ホテルやコワーキングスペースに比べるとかなり利用料が高くなる可能性があります。また、ネット環境がない会議室が多いため、事前に調べてから自分の希望に合った会議室を利用するようにしましょう。
WEB面接(オンライン面接)に適さない場所
以下ではWEB面接に適さない場所をご紹介します。WEB面接だからといって適当な場所で受けると、面接官にマイナスな印象を与えてしまいます。WEB面接に参加する際はこれから紹介する場所を選ばないように注意してください。
1.カラオケ
カラオケは、個室ですが隣の部屋や廊下からの声が聞こえてしまい、WEB面接を受ける場所として適していません。
また、廊下や個室にまでBGMが流れているカラオケが多いため、たとえ個室にいてもBGMの音が面接中に入りこんでしまいます。その結果、面接官の話が聞こえなかったり、面接官に自分の声が届かないなど、面接の妨げになります。
できる限りカラオケでWEB面接を受けないように心がけましょう。
2.カフェ
最近はコンセントを各テーブルに併設しているカフェが多いため、作業をするのには向いていますが、WEB面接を受ける環境としてはおすすめしません。カフェではまわりのお客さまの話し声や笑い声があるため、面接中の会話が聞き取りにくい可能性があります。また、自分の声が面接官に聞こえづらく、マイナスな印象を与えてしまう危険性があります。
また、ネット環境が安定していないカフェや、そもそもネット環境がないカフェも多いので、WEB面接を受ける場所としては向いていません。
3.車の中
車の中は、照明が暗く表情が見えにくくなるため、面接官にマイナスな印象を与えてしまう可能性があり、おすすめしません。また通信環境がない点や、背景で車の中だと一目で面接官に気づかれてしまう点など、WEB面接に参加する場所として、適していない条件が揃っています。
車の中は個室ですが、それ以外の点でWEB面接を受ける場所に適していないため、車の中からWEB面接を受けるのはやめましょう。
WEB面接(オンライン面接)のマナー
WEB面接を受ける際のマナーについてご紹介します。WEB面接だからといい気を抜きがちですが、面接官には全てばれています。しっかりと緊張感をもって、マナーある行動でWEB面接をうけるようにしましょう。
服装は上下スーツで
WEB面接を受ける際の服装は、上下スーツにしましょう。WEB面接では上半身しか映りませんが、マナーとして全身スーツを着て臨むことが大切です。
万が一、WEB面接中緊急対応で席を立たなくてはいけないときでも、全身スーツであれば安心して立ち上がることや着席ができるというのもメリットです。
全身スーツを着ると、気持ちが引き締まるというメリットもあるので、WEB面接であっても服装はスーツで臨むことをおすすめします。
面接に集中する
WEB面接中に使用端末を操作するのはやめましょう。
パソコンのキーボードをタイピングする音や、マウスをクリックする音は意外と面接官に聞こえています。また、操作する際に画面から目線を落とすため、面接官から「面接に集中していない」と思われてしまい、マイナスな印象を与えてしまいます。
WEB面接面接中は、アプリやWEBタグをけし、面接に集中できる環境を作ってから望むように注意してください。
5~10分前にはログインする
対面面接同様、WEB面接も遅刻は厳禁です。事前に共有されているWEB面接用URLから早めにログインをしておくことで、カメラの位置やマイクに問題ないかを確認することができます。確認でき次第、マイク・カメラをオフにして静かに待機するようにしましょう。
アカウントを用意する
WEB面接では、企業から事前にオンラインツールの情報とURLが共有されます。これまで利用したことがないツールだった場合、アカウントがないと参加することができません。直前に参加できないという事態がないように、WEB面接前には必ずアカウントを準備しておくことで、スムーズにWEB面接を受けられるようにしましょう。
WEB面接(オンライン面接)を成功させるポイント
WEB面接を成功させるポイントについて解説します。これから紹介するポイントをしっかり理解し、面接成功・内定獲得のためにぜひ役立ててください。
事前準備は念入りに
WEB面接では、事前にカメラの位置や通信環境、動作の確認など、WEB面接を受けるための環境の準備を忘れずに行いましょう。
いざWEB面接を受ける際、カメラが起動しなかったりマイクの音が聞こえないというトラブルは頻繁に起こります。トラブルのせいで面接時間が短くなってしまうケースは少なくないので、トラブルを避けるためにできる限りの事前準備を行うようにしてください。
視線はカメラ
WEB面接でも、対面面接同様相手の目を見て話すことを心がけましょう。
ツールをとした画面越しのため、画面を見てはなしがちですが、目線はカメラ目線にすることで相手からは正面を向いて話している風に見えます。積極的に相手の目を見て話すように意識することで、面接官にポジティブな印象を与えることができます。
カメラの視線には注意してみてください。
声は大きく表情は明るく
WEB面接では、通信速度の関係で相手に声が伝わるタイミングがずれる可能性があります。そのため、通常よりもはっきりと大きな声で話すことを心がけましょう。
また、面接中は明るい表情を意識し、面接官の話に対して相槌やリアクションを積極的にとるようにしましょう。
オンライン上だと対面のコミュニケーションより反応が見えにくくなります。できる限り、反応することで面接官に対し「しっかりと話をきいています」とアピールしましょう
男女共におでこを見せる髪型がおすすめ
WEB面接では、表情が面接官にしっかり見えるように髪型にも注意をしましょう。男性でも、女性でもできる限りおでこがしっかりと見えるようなヘアセットをするのがおすすめです。
上半身しか映らないWEB面接では、表情次第で暗い印象やネガティブな印象を面接官に与えてしまう可能性があります。おでこを出した髪型にすることで、顔全体が明るい印象になります。そのため、おでこを出したヘアセットを意識し、WEB面接に臨むようにしましょう。
WEB面接(オンライン面接)でトラブルが起こったら
もしトラブルが起こった際は、すぐに担当者に電話をするようにしましょう。
WEB面接では、どんなに準備していても直前の機械トラブルやネット環境の不具合で、つながらないことや声が聞こえないというケースは多々あります。
トラブルが起こった際は、面接開始前であれば担当者へ至急連絡をし、再度スケジュール設定をしていただくようにお願いをしましょう。もし面接中、トラブルが起こった場合はオンラインツールのチャットを使ってトラブルを伝えることが大切です。
急なトラブルは焦ってしまいがちですが、まずはトラブルに対して冷静に対処することが重要です。
WEB面接(オンライン面接)は清潔感のある静かな場所で
WEB面接は、受ける場所によって面接の成功を大きく左右します。WEB面接の日程が決まり次第、できるだけ早く面接を受ける場所を確保し、事前準備を入念に行うようにしましょう。
今回ご紹介をした場所は、面接に支障がない静かな場所や通信環境が安定している場所、面接に関係ないものが映りこまない場所など、どれもWEB面接を受けるのに重要なポイントです。
自分のスケジュールや予算に合わせて、最適な場所を探してみてください。